「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人 の感想
参照データ
タイトル | 「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人 |
発売日 | 2012-10-05 |
製作者 | 池田 信夫 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
はっきり言って難しいです。近世、近代の哲学、史学、政治学周辺の知識がある方にとってはそうではないのかもしれませんが、自分は2回読んでようやく理解することができました。
難しいのですが、内容はかなり面白いです。
日本は明治時代以降、ヨーロッパの社会を見本にして「西洋化」しようとしてきたと一般的には考えられていますが、そもそも宗教や社会的な背景が違うヨーロッパの仕組みを強引に組み込んでもきちんと機能するはずがありません。日本の「西洋化」は実は中国が宋の時代頃からシステム化した「中国化」の方が似ているとも言えます。ただし、やはり日本は中国と違う社会背景を持つので結局「江戸化」してしまうことになります。
これからの日本の社会システムがどうなるべきか、考える前に一度読んでみたい本です。
難しいのですが、内容はかなり面白いです。
日本は明治時代以降、ヨーロッパの社会を見本にして「西洋化」しようとしてきたと一般的には考えられていますが、そもそも宗教や社会的な背景が違うヨーロッパの仕組みを強引に組み込んでもきちんと機能するはずがありません。日本の「西洋化」は実は中国が宋の時代頃からシステム化した「中国化」の方が似ているとも言えます。ただし、やはり日本は中国と違う社会背景を持つので結局「江戸化」してしまうことになります。
これからの日本の社会システムがどうなるべきか、考える前に一度読んでみたい本です。