CD付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part1-4 リスニング] の感想
参照データ
タイトル | CD付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part1-4 リスニング] |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 関 正生 |
販売元 | KADOKAWA/中経出版 |
JANコード | 9784046002853 |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » リスニング |
購入者の感想
この本は大学受験後TOEICを初受験する準備をしたり、とりあえず受けてみたもののリスニングが塗り絵の時間になってしまったような人がまず目を通してみると学習しやすい本だと思う。但し、大半の人は中学・高校と発音のルールをまとめて習う機会はまずなかったと思われるので本書の前に発音についてひと通りの概要は仕込んでおきたい。同著者の「世界一わかりやすい 英語の発音の授業」も手に入れて先にひと通り目を通しておくといいだろう。本書では冒頭で「弱形」について大きく扱い、そのあとでPart1〜Part4まで個別の対策を解説していく。「弱形」の理解については全体の文章の3割〜5割が機能語で、それらの音が「高校までの発音とは違って」読まれるのだから「弱形」の音をまとめて覚えこんでしまうとかなり即効性があるというのは事実だろう。弱形の箇所は記述の正確さを保つのが難しいのか音声学者の発音の本ではサラッと書かれてスルーされてしまうことが多いので本書のように「ひと通りまとめて」覚えることができる本はあまり見当たらないのでありがたい。Part毎の個別対策についてもまず覚えておきたい「キーワード」を紹介してから典型問題の解説をしてくれる。全部正解しようとしてあれもこれもと手を伸ばして中途半端になるなら典型問題だけに絞ってそれは確実に確保するほうが手始めとしては即効性があるだろう。TOEICを何度も受けてそれなりにリスニング慣れしているような人には物足りないだろうが、リスニングでいえば300点未満の人が手始めにやる本としてはとてもよく出来ていると思う。
他の問題集が、聞き取れる耳がある前提で、答えと解説をしてるのに対して、本書は、聞けるようになる耳をいかに作るか、に重きをおいて解説されている点が、従来になかったアプローチです。説明がすごくわかりやすく、PART1-4をそれぞれ分析した上で、必要と思われる知識や文例に絞って記載されているので、お勧めです。0