ASKA the BEST の感想

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参照データ

タイトルASKA the BEST
発売日1999-03-31
アーティストASKA
販売元EMIミュージック・ジャパン
JANコード4988006159693
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

「ひとり咲き」でデビューしたチャゲ&飛鳥の出現は、それまでの“フォーク”とは全く違う新しい形を提示する衝撃的なものだった。あれから20年以上の時を経た今日、2人は「Chage&Aska」と表記を変え進化しつつ、各人のソロワークも円熟の域に押し上げている。とりわけAskaのソロワークは、圧倒的な声量を持つ彼のVoを一層突出させるとともに楽曲によって巧みに歌唱法を使い分ける事で、彼の「歌そのもの」を聴かせる事を主眼に置いているように思う。やはり女性ファンの心をくすぐるアイテムは彼の歌うバラッドであろうが、「月が近づけば少しはましだろう」という楽曲に彼の力量を大いに感じる。心に大きなダメージを受けているこの曲の主人公は、さまざまな想いが頭をよぎる中、臨界点ギリギリのところで何とかこらえようともがいている。その姿をAskaは“迫真”とも言える歌詞と歌唱で見事に表現しており、特に後半に登場するAskaらしからぬ絶叫型の歌唱は、一層の衝撃を伝える。この曲はこのような重たいテーマの曲であるにもかかわらず、聴き終えたあと、我々におのれの日常を何とか踏んばろうとする勇気を持たせてくれる。事実、大変な思いをしながらもこの曲で救われた人を私は知っている。このような社会の底辺を這いずり廻るような主人公の物語を自作し歌い切る凄さ、そしてそのウラに持たせたメッセージに、Askaの強さを感じる。こういう楽曲こそ「ラブソング」なのだ。今やAskaはBig Artistであるが、彼の視線は我々と同じ高さの位置にある。「Artist」(芸術家)とは、奇抜な事をやる人を指す言葉ではない。恋人への想いや、苦悩、挫折などを通し我々に何かを喚起させる、その行為がArtではないか。Askaのソロワークとは、まさにその部分に焦点を絞り追求して行く道なのかも知れない。

1.MY MR.LONELY HEART
2.MIDNIGHT 2 CALL
3.伝わりますか
4.はじまりはいつも雨
5.君が愛を語れ
6.けれど空は青~close friend~
7.LOVE IS ALIVE
8.晴天を誉めるなら夕暮れを待て
9.月が近づけば少しはましだろう
10.着地点
11.ID
12.同じ時代を
13.GIRL
14.止まった時計(new version)0

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