ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア の感想
参照データ
タイトル | ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アリスン・ピープマイヤー |
販売元 | 太田出版 |
JANコード | 9784778312688 |
カテゴリ | 人文・思想 » 本・図書館 » 本についての書誌・雑誌・叢書 » 雑誌研究 |
購入者の感想
これまで曖昧模糊としていた手作り出版物、ジン(Zine)の定義がよく分かる本。
90年代にはガーリーカルチャーやスケーターカルチャーとともに、
輸入文化として日本に紹介されたジン(Zine)はユースカルチャーに浸透した。
日本ではミニ・アートブックのように流通したり
即時的なデザインオブジェとして愛好される傾向も強かったが、
この本によって、本来のジン・カルチャーのもつ贈与文化としての性質や
フェミニズム・メディアとしての特性が系統だって説明されている。
ブログやツイッターもある時代に、なんで紙で作るZineが人気なの? という
単純な疑問も、この本を読むことで納得できるはず。
研究書なので、とっつきにくい人もいるかもしれないけれど、
出版不況のなかで、こうしたカルチャーを、歴史的に系統だって紹介する本が
きちんと書籍の形で紹介されていくことは、大変意義深いと思う。
なかなかまとまって継承されたり、受け継がれたりしにくい、はかない文化だからこそ。
90年代にはガーリーカルチャーやスケーターカルチャーとともに、
輸入文化として日本に紹介されたジン(Zine)はユースカルチャーに浸透した。
日本ではミニ・アートブックのように流通したり
即時的なデザインオブジェとして愛好される傾向も強かったが、
この本によって、本来のジン・カルチャーのもつ贈与文化としての性質や
フェミニズム・メディアとしての特性が系統だって説明されている。
ブログやツイッターもある時代に、なんで紙で作るZineが人気なの? という
単純な疑問も、この本を読むことで納得できるはず。
研究書なので、とっつきにくい人もいるかもしれないけれど、
出版不況のなかで、こうしたカルチャーを、歴史的に系統だって紹介する本が
きちんと書籍の形で紹介されていくことは、大変意義深いと思う。
なかなかまとまって継承されたり、受け継がれたりしにくい、はかない文化だからこそ。