生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス) の感想
参照データ
タイトル | 生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 柴田 元幸 |
販売元 | 白水社 |
JANコード | 9784560073339 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
本書は、講談社エッセイ賞を受賞しているが、読んでみて納得。とにかく無類におもしろいのだ。テーマは、英語および英語圏の人々のメンタリティーについてなので、そういったことに興味がある人には、無数のティップスを提供してくれる。
しかしそれ以前に、読み物としてとてもすぐれている。なにがそんなにおもしろいのかというと、それは、本人のまぬけな体験談と、さまざまな書物から見つけてくる、奇妙な文章たちだ。一見真面目に書かれた文章の、かくれたおかしみを見つける力は、それだけで大きな才能と言っていい。特に、スペルミスを扱った、「しずくを止めるには」には爆笑。
英語に縁がある人はもちろん、ただ大笑いできるエッセイを探している人にも、十分満足できる内容。
しかしそれ以前に、読み物としてとてもすぐれている。なにがそんなにおもしろいのかというと、それは、本人のまぬけな体験談と、さまざまな書物から見つけてくる、奇妙な文章たちだ。一見真面目に書かれた文章の、かくれたおかしみを見つける力は、それだけで大きな才能と言っていい。特に、スペルミスを扱った、「しずくを止めるには」には爆笑。
英語に縁がある人はもちろん、ただ大笑いできるエッセイを探している人にも、十分満足できる内容。