FUMIYA FUJII 2095 WINTER TOUR in BUDOKAN [DVD] の感想

「２０９５」今だからこそ見たいあの頃の藤井フミヤじゃないかな？

１９９５年の藤井フミヤと言えば「ロックンロール」だった。
リーゼント、カラーコンタクト、アンダーカバー、シルバーアクセサリーなどこだわりとかビジュアルが凄かった。
言葉とか発想にもギラギラした感じました。同時に夏に開催された個展「ＦＵＭＩＹＡＲＴ２」も前回以上にフミヤのこだわりが強くて、とにかくソロデビューからずっと続く勢いが半端なかった。１９９５年の夏頃までは間違いなくやんちゃ過ぎる藤井フミヤがいました。

しかし「ロックンロール」のこだわりは１９９５年当時は賛否両論だった。
数年後になると流行ってる感じがあるので、要は先取りし過ぎたんだと思います。
夏まではやんちゃだったけど１９９５年の冬はおとなしくなってくるんです。このライブでは髪もリーゼントにしていません。フミヤってここら辺は冷静でその結果１９９６年に「Ａｎｏｔｈｅｒ　Ｏｒｉｏｎ」が大ヒットします。

でもやっぱり１９９５年前半の「タイムマシーン」や「ハートブレイク」で見たやんちゃなフミヤが見たい！！ライブ映像は残ってないのかな？

このＤＶＤの冬のライブも悪い訳ではありません。落ち着いたからフミヤが元気がないというわけでもなく、服もまたまた新たにつなぎというまた数年後にはまわりも普通にファッションといて着てるんだからやっぱり先を行ってます。

何といっても「１２月３１日の日本武道館と言えば藤井フミヤのライブ」１５年に渡り続いた最初のライブの映像となります。

そしてこの冬のツアーで初めて使ったサイリューム、フミヤのライブから色々なアーティストのライブやテレビ番組で当たり前に使われていくことになるのです。まさに時代の先をいった出来事です。これを最初に見たときの感動は忘れられません。

思い出の作品として欠かせないＤＶＤです。