起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと の感想

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参照データ

タイトル起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
発売日販売日未定
製作者磯崎 哲也
販売元日本実業出版社
JANコード9784534047571
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 金融・ファイナンス

購入者の感想

どの項目もあっさりと書いてありますが、基本はカバーされているので、深堀りしたい人のintroductory bookとしてはGoodです。introductory bookとはいえ、押さえておくべき事項が平易な言葉で書かれています。

Management team of a startup tends to be obsessed with their business, but本書の要素は頭に入れておかれた方がよいと思います。

一つケチをつけるとすれば、空白をゆったりとりすぎている⇒ページ数が多い⇒重い、です。出張の荷物が何で普段より重いのかと思って探ったところ、犯人はこれでした。

評価が高いので、購入して読みました。
この本をありがたがっている読者は事業の経験がないのだと思います。なので、警告を書いておきます。ベンチャーキャピタル関係の方は消したくなるでしょうけど。
この本で得られる知識は、経営を説明する道具についてです。そこはわかりやすくて、よい本です。
が、よく読めば、いかにベンチャーキャピタルというものがどうしようもない業種であり、かかわってはいけないか読み取れます。
最初に指摘したいことは、近年、MBO(経営者が株式を買取り市場から撤退)が多いことをどう考えるか、です。ここ数年、上場してもうまみがないのです。
公募割れもしょっちゅう。資金調達も面倒なのに、透明性を要求され費用は莫大にかかります。
IPOして一攫千金なんて時代はリーマンショック前の話しです。経済を毎日眺めていたらわかることです。
次に99%のベンチャーキャピタルの社員は経営した経験はありません。ほとんどがお固い金融機関出身者で固められています。事業リスクを語れるどころか、そういうリスクが嫌いな人々です。
何十というベンチャーキャピタルに会ったことがありますが、彼らは実績がすでにあって伸びている会社にしか興味はないです。
この本ではあたかもビジネスモデルに投資するようなことを書いていますが、そんなリスクを金融出身者が負うわけありません。
会社の資産算定はすごく熱心にします。要するに無担保融資に近いのです。
種類の違う株を発行させ赤字だろうがなんだろうが、配当という形で利息をもっていくという手法も横行しています。
それでお金を入れたからと、六本木の飲み屋で聞いてきた程度のレベルの話で、口を挟んできます。
もっとひどいところは、投資するからコンサルティング料をよこせといって、もらったらドロンです。
経営者の無知につけ込む自称ベンチャーキャピタルは、非常に多いのです。
いずれでも、経営者は事業に邁進できないどころか、誤った方向へ行かざるをえなくなることも少なくありません。日本でのハンズオンというのは、この程度のレベルです。まだ先輩の話を聞いたほうがマシです。

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