BELDEN スピーカーケーブル 8460-5m の感想

半分に切って２.５ｍで使っています。今まで８４７０で同じように接続していましたが、この長さだと８４６０の方がいいようです。臨場感が増し、低音が出るようになりキレも出ました。最初は「こんな細い線で大丈夫なの？」と思いましたが、杞憂でした。
ただ、線の向きを正しくしないといけません。これは実際付け替えてみないと判らないので面倒なんですが・・。
私も初めは逆に繋いでいたようでした。なんだか音にムラがあるような感じで、すこし聞いていると疲れてくる音に「８４７０の方が良かったかなぁ・・」と思ってました。２～３日しても変わらないので、試しにアンプ側とスピーカー側を入れ替えてみたら、あら不思議。「良いじゃない。・・・・とても良いじゃないｗ」
アンプの音を素直にそのまま伝えている印象です。
聴いている音にしっくり来ない人は、ぜひケーブルの向きを逆にしてみてください。絶対変わりますから。

それと、ケーブル（ワイヤー）ストリッパーはあった方がいいです。皮膜が硬いのでよっぽど器用な人でないと、導線を傷つけてしまうと思います。

暖かみのある音を出すタイプのスピーカーを使用しています。
クラシックやジャズを聴くにはピッタリなのですが
ロックやテクノを聴くにはもう少しスピード感が欲しいと
このスピーカーケーブルを購入してみました。

結果は大正解。音に硬質感が出てスピード感とキレが増し
テクノもロックも気持ちよく聴けるようになりました。
一方で低音の量、迫力は明らかに減りました。（比較：DENON AK-1000）
交換前は豊かだったウッドベースの胴鳴りがほっそりして弦鳴りに。
高音のシンバルの響きも乾いたあっさりした音になりました。
全方向に良くなるというわけではなく、人によっては好ましく感じない場合もあるでしょう。
DENON AK-1000を濃厚でオーディオ的な音のケーブルとするなら
BELDEN 8460はフラットですっきりとしたモニター的な音を出します。

聴く曲の好みに合わせてスピーカーやアンプを使い分けるには
お金も手間もかかりますが、スピーカーケーブルの交換なら
このくらいの価格で手軽に音の変化を楽しめるので良い買い物だと思います。
「より硬質感のある音を出したい」「音の輪郭をくっきりさせたい」「低音に締まりを」
BELDEN 8460は上記の様な音を求めている人に向いているスピーカーケーブルです。0