現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集 の感想

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参照データ

タイトル現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集
発売日販売日未定
製作者美術手帖編集部
販売元美術出版社
JANコード9784568430684
カテゴリ芸術一般 » 美術史 » 西洋美術史 » ダダ・シュルレアリスム

購入者の感想

現代美術の動向を知りたいと思い、購入しました。現代美術のいまを知るには、あらゆるジャンルを網羅していそうなので役立つと思われたからです。ですが手元に届いてページをめくると、とにかく印字の細かさのため、読み通すのに苦労しました。
コンパクトな体裁に多くのことを詰め込み過ぎている編集方針と思われます。その点が残念な点です。
ですが、その点を除けば現代美術の様々な動向を知るには、役に立つだろうと思われます。価格が高くなっても良いから、もっと大型本でも良かったのではないかと思いました。

 素人が見ると意味不明なこともありそうな現代アートを、いろんな概念でくくって整頓させた本。マイクロポップとかは初めて知った。
 なかなか楽しめる。ビデオ作品とかは本で紹介しても収まりきらなかったりもするのだが。
 世界にはいろんなアートが生産されているのだ。しかしこれだけいろんな表現が出て、未来に残るのは果たしてどれだけあるだろうか。
 残ったものだけが、人間にとって優れたものだったとも、また言い難いが。
 大抵のことは昔の人がやっていることで、新しいことをしようとするほど人間離れした、悪く言えば殺伐としたものになってゆくようにも思える。まあ伝統を固守することだって殺伐としているとも言えるが。20世紀から振り返れば、巨大化した文明技術に貼り付いた人間の成れの果てを表しているようにも感じる。
 

私たちが学ぶ美術史はせいぜい第二次世界大戦までの話で
戦後のアート=抽象画=良くわからないと結論付けてしまう人が
私を含め大層ではないだろうか。

本書は基本的には戦後をスタートとし、
2000年代までのアートシーンを、
40のテーマを挙げて解説している事典/テキストである。

しかしただキーワードを解説するだけではなく、
(もちろんそれだけでも十分にありがたいのだが)
テーマ相互の関連を重視し書かれている点は
アーティストや潮流が複雑に交差する
現代アートの全体像を非常に見易く整理してくれている。

150ページの小冊子にしてはちょっとお高いが、
全頁カラー印刷で執筆陣も多彩、手許に置いておくべき一冊である。0

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