ゴッドファーザー【CEROレーティング「Z」】 の感想

この手のゲームは、グランドセフトオート（GTA)と比べられる運命にあると思いますが、個人的にはGTAより楽しいと感じました。

チンピラが少しずつ仕事をこなしていく事で、ゴッドファーザーになるまでの道程が楽しいです。

ミッション自体は、そこまでバラエティに富んだものではありませんが、本編とは別に「頼みごと」というサブミッション的なものがあり、それがあるせいか、不思議と飽きずにクリアまでプレイできました。

で、当然悪いことをするので、警察が介入してくるわけですが、その警察を買収することで、なんと警察を味方につけることも出来、それをすることで他のファミリーたちとの抗争も有利に進める事が出来ます。GTAの場合、警察に目をつけられたときの回避アイテムが、隠しアイテムのような扱いだったため、本作のようにお金で警察を買収（しかも、その人物はマップにきちんと表示される）できるのはポイント高いです。

また、キャラメイキングも細かく設定でき、世界にまたといない主人公を作ることができます。なぜか床屋でゲーム開始後も、顔・からだの骨格・もちろん髪型も変更可能です

ただ、登場する車の種類が少ないのと、購入できる洋服の種類はもう少しあってもいいのではないかと思います。それから、もっとのし上がり感を出すために、隠れ家の内装やインテリアを買えるお店があればとも思いました。また、基本的には｢店舗の脅し→飽きたらミッション→武器のレベルアップ→金がなくなって銀行強盗→店舗の脅し」の繰り返しですので、そういった作業プレイを好まない人は、あまり楽しめないかもしれません。

いろいろ要望はありますが、映画の雰囲気を壊さず、それどころか上手く活かせてると思います。映画を観たことのない人でも十分楽しめるのではないのでしょうか？