本当はやってはいけない拷問マニュアル (SANWA MOOK) の感想

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参照データ

タイトル本当はやってはいけない拷問マニュアル (SANWA MOOK)
発売日2014-02-26
製作者松代守弘
販売元三和出版
JANコード9784776911401
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 法制史

購入者の感想

 過去にいくつか拷問や処刑の本を読みましたがどれも引用、孫引用といった感じで代わり映えのない内容でした。この本は極最近のアメリカの行ったアブグレイブ刑務所やグアンタナモ基地での拷問、さらには2014年時点のウクライナでの出来事についても語られています。また過去の文献を再掲載するだけではなく著者が現在入手できる最新の情報を集め極力客観的な分析をしています。
 冒頭30ページほどで記載されている「拷問とは何か?」といえる総論が一番面白かった。拷問の歴史、うその拷問や、今現在行われている各国が拷問のことでついているうそなど。
 日本で検挙され裁判になると99%以上有罪となります。「自白に頼りすぎた裁判は異常である」と国連拷問禁止委員会から指摘を受けたそうです。日本でつかまると精神的・肉体的な拷問を受けることになります。

 この本の特徴はその拷問がアダルトビデオを含めてどのメディアで取り上げられているかを書いていることでしょう。傾向として地味で動きの少ない拷問は取り上げられにくく、派手で辛そうな拷問(苦痛の梨、アイアンメイデン、苦痛の椅子など)はたとえ存在したか怪しくても登場が多いそうです。苦痛の梨は表紙のイラストにもありますね。

 正直に表紙のイラストにまず興味を持って購入しました。本文には女の子が拷問を受けるイラストが10数点ほど。おもったより少なかったです。合っていないような気がするイラストもありますが、リアルで見た人など皆無でしょうしイラストレータ氏のイメージということで良いんじゃないでしょうか。

 最後に記載されていた「ヘリコプター責めは記載を見送った。ヘリコプターを準備するのが面倒な拷問だから」とありました。ちょっと笑い話にも聞こえますが実際の拷問と一般の拷問イメージの違いを言いえているようです。四六時中攻める必要があり、命の危険があったり血が出たり泣き叫ばれるような派手な拷問よりも手間をかけずに対象者がペラペラしゃべってくれたほうが良いに決まっているとのことでした。
 やっぱり痛くて辛い拷問のほうが恐怖ですが・・・。

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