河童が覗いたインド (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 河童が覗いたインド (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 妹尾 河童 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101311036 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
インドへ仕事で行くこと約10回。仕事中心だったので、観光地には行った事がない。最近、少し余裕がでてきたので、他の人はどのようにインドを見ているのか気になった。そこで、日本人の書いたインド体験記を何冊か読んでみた。この本が最高。何が他の本と違うかというと、著者の好奇心が半端ではないということ。地面から約50メートル上空のゴプラムに登って足の震えるような経験をしたり、女性の着るサリーをまねて着てみたり。少年のような好奇心で、年齢53歳というのをパスポートを見せるまで信じてもらえなかったという話やトイレットペーパを肛門に詰めて取材を続けたというのもさもありなんと思う。抱腹絶倒、虫の目で体験したひとつのインド。多分、いたずら好奇心でこの本を抜く本はあと20年は出てこないであろう。