+αの立ち位置: 2 (ZERO-SUMコミックス) の感想

最終巻です。
一巻を読んでから待ちに待っていました！相変わらずキャラの表情が素敵だな作品でした。
ちょっと変わった異世界トリップものをお探しの方には是非お勧めです！

※以下ネタばれを含みます、ご注意ください。

最終話でサトキは一般的な物語において一番盛り上がるところであっさりと元の世界に戻ってきてしまします。
それでも、サトキは満足そうでした。
読者としてはあっちの世界は結局どうなったの？と思わなくもないですが、
あくまで主人公は＋αの立ち位置のキャラなのでこれで良かったんだとも思います。

そこのところが書き下ろしなんかで載ってたら嬉しかったかも。
機会があればスピンオフでオブティマ視点の話とか読みたいですね。サトキ再召喚したりして。

なんだかんだネット小説では王道の「脇役」モノ。一巻がなかなか面白く、絵もキレイだったので、続巻を楽しみにしてたのですが…正直残念というか、イラっときました。あまりにも中途半端で自己満足なラストです。確かに「脇役」なのだから…むしろこれが正統な立ち位置だとは思います。思いますが、だったらせめて上下巻にしてくれよ！と苛立ちが^^;
…更に続くのなら感動ですが、作者の後書きがそうも思えず更にイラッと。
本物の脇役の物語はなかなかイライラするものなのですね。楽しみにしていた分、私には受け入れ難い展開でした。