ROBOT魂 [SIDE MS] ガンダムエピオン の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

「実物はどうなのか」という箇所はすべて杞憂に。
塗装はサンプル写真より明るめの紅色とそのままの黒色をメインに、黄・緑メタリックがよいアクセントになった高級感ある仕上がり。

可動部位でピックアップしたいのは肩の引き出しと新解釈の詰め込まれた翼。
肩の前方引き出し範囲は、実に約90℃までスムーズに確保。後述する大形ビームソードの両手持ちをしっかり意識している。また翼には新解釈が見られ、一節ごとに独立可動かつ先端は外側へ反り返らすことも可能に。この際の前兆・シルエットは圧巻。角度付けに連動する小羽のスライド引き出しなども含め、とても野心的な試みの見られるポイントである。

変形も構造的に分かりやすいところをさらに煮詰め、表現力の向上を図る妥協の無さが見られる。イメージ重視の差し替え前腕と脚部も付属と抜かりがない。

武装二点も、ともに満足の仕上がり。
ビームソードの長短ある刃はともにボリューム・表情付けを両立しており非常に見映えがよい。それぞれ約13cm・21cmにもおよび少し比較すると昔組んだ1/100(※HG)と比較してさえ3割超の延長ぶり。
ヒートロッドは節ごとにボールジョイントによる独立可動が可能で、地味なイメージも持たれがちながら、実際には表情がよく付く。

これまでのラインナップで培ったよい部分をしっかりまとめ、総じてハイレベルかつ安心感のある仕上がり。この機体の好きな方に加え「ガンダムW」系をお集めの方には是非おすすめしたい一品。