こころの最終講義 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルこころの最終講義 (新潮文庫)
発売日2013-05-27
製作者河合 隼雄
販売元新潮社
JANコード9784101252322
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

日本人の宗教観、人生観の基本をわかりやすく
講義してくださってるようで、今後の生き方、ものの考え方に
参考になりそうです。とかく思うようにいかないことが多いこの世の中で
どう生きるべきか、しばし考えさせらます。

河合隼雄唯一の講義・講演集1993である。

・京大最終講義・コンステレーション

・物語

・隠れキリシタンに見る西洋と東洋の激突

・日本霊異記・冥界往還・臨死体験

・物語〜男と女〜とりかへばや

・アイデンティティー〜エリクソンを越えて

など、重要な論点を総ざらいしてある。

語りのグルーヴがすごいので一気に最後まで読める。

僕は2000年ころ、学生時代に河合隼雄さんに紀伊国屋書店のサイン会でサインをもらったことがある。

その時 河合さんの目をマトモにのぞきこんだら

そこには宇宙的な広がりがあって

オリオン座やら銀河系がうずまいていた。

この人はホンマに底知れない人だな、と思ったものである。

それから社会に出たトタン

「河合がなんぼのもんじゃい、あんなもん何の役にもたたん」

と急に反発をおぼえて

彼が文化庁長官になり死んだときにも

鼻で笑っていた。

それが今年33才の時点で ふたたび

河合さんに頼らざるを得ない状況に

おちいり

タイミングよく発売された

この本を読んだら、

僕に必要な知恵がすべて述べられていた。

要は これを読んでる間

ぼくの深いところで動くものがある。

それが僕の未来への可能性を示唆している。

読者のほうに準備ができていれば

この本は無尽蔵の油田になりうるし、

読者がすでに満ち足りているなら

この本は ただのタワゴトに過ぎないだろう。

そして、河合隼雄に世話にならないといけない人生ほど

痛ましいものはない

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