ビジネスモデルの教科書: 経営戦略を見る目と考える力を養う の感想

この本ではビジネスモデルを、「戦略を支える業務活動や経営資源などの内部の仕組みを組み合わせたもの」と捉え、企業の競争優位の源泉としている。そして、数多くあるビジネスモデルをパターン化し紹介する、いわばビジネスモデルの「カタログ」のようなつくりになっている。

一般的にビジネスモデルと戦略の関係性の捉え方は未だに画一されていないように感じるが、本書ではビジネスモデルが戦略を内包していて、戦略の型をビジネスモデルとして提供しているところが興味深い。その点が、同じカタログのようなつくりであっても「ビジネスモデル図鑑〜」などと異なっていると感じる。

ビジネスモデルがパターン化されているからといって、この本を読めばビジネスモデルを策定する際に創造的な要素が必要なくなるのかと言えば、そうではない。むしろ、類型化されたビジネスモデルを使い、業界の状況や自社が持ちうる資源によって、戦略や仕組みを自社なりにどうアレンジするかが肝であり、最も知的興奮が味わえる部分なのだと思う。本書はビジネスモデルをつくる際に創造性を発揮する一助になるのではないか。創造力を鍛えたい人にもオススメできる一冊である。

書店で売れているというで買ってみましたが、
事例も新鮮みはないですし、なぜ売れているのかよくわかりませんでした。

タイトルに「教科書」とついているものはもう買いません。

たしかにいろいろな情報が詰め込まれているが、それを分類したところで実際どうすればいいかわからん。
申し訳ないが、30分程度で全体像がつかめてしまい、それ以上読む気にならなかった。
事例を読みこめば価値があると感じる人もいるのかもしれないが、紙面の都合からか、一つ一つが浅すぎる。
なんというか、おどろきがない。

結局、元ネタのザプロフィットを日本風にしただけではないですか。カタログを呼んでいるようで、しまりのない感じを受けました。著者は戦略論だけではダメといっているけれど、戦略の組み合わせを出しているだけで、それなら戦略のエッセンスを丁寧に説明したほうが実際には役に立つと感じました。何々モデルと説明されてもだから何なんだという感じです。目から鱗の感じが無い本でした。

あまり人に教えたくない本のひとつです。
時間をかけて経験を重ねて頭の中で整理されるないようが見事に整理されてしまっています。
あまりに綺麗に整理されているので、逆に苦労がなく身にならないことが危惧されます。0

高評価のレビューばかり並んでいるので読んでみた。
見事に期待を裏切られた！

この本は、手あかのついた事例とありきたりの解説で構成されています。
とても残念な本です。0