宝塚というユートピア (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | 宝塚というユートピア (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 川崎 賢子 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004309406 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
オーソドックス(正統派、メインストリーム)と認知されていたなかった宝塚という対象を、演劇学や、文化研究や、批評の対象としてまともにとりあげ、歴史、制度、機能などについて資料を掘り起こしたテキストとして、人にも薦められ、手に取った。
新書ということもあり、ほどのよい一冊。
講義の教科書としてもコンパクトにまとまっている。
ただし著者の研究としては残念ながら絶版になった講談社メチエの「宝塚」の復刊をむしろ望みたい。
また、リアルタイムの宝塚の作品批評、時評の役割を果たしていた「宝塚アカデミア」「宝塚プラス」のような役割を果たす雑誌が、いま存在しないことも、残念である。
著者の講演、講義などでは、昨今の宝塚の状況に対する手厳しい批評がもらされているので、次の一冊に寄せる期待は高い。
新書ということもあり、ほどのよい一冊。
講義の教科書としてもコンパクトにまとまっている。
ただし著者の研究としては残念ながら絶版になった講談社メチエの「宝塚」の復刊をむしろ望みたい。
また、リアルタイムの宝塚の作品批評、時評の役割を果たしていた「宝塚アカデミア」「宝塚プラス」のような役割を果たす雑誌が、いま存在しないことも、残念である。
著者の講演、講義などでは、昨今の宝塚の状況に対する手厳しい批評がもらされているので、次の一冊に寄せる期待は高い。