総会屋錦城 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル総会屋錦城 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者城山 三郎
販売元新潮社
JANコード9784101133010
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » さ行の著者

購入者の感想

本書は、短編小説7編から構成された一冊である。

表題作となった『総会屋錦城』は、第40回(1959年)直木賞受賞作品。総会屋の老練なボス錦城の姿を描き、株主総会で暗躍する者たちのからくりを明らかにする。「総会屋」という当時あまり知られていなかった存在を、一般人に認知させる契機となった作品として名高い。

また『輸出』は、商社の第一線で働く人たちの、悲惨な生活を描いた作品であり、文学新人賞(1958年)受賞。これを機に、城山三郎の名前が文壇の世界に登場する作品として名高い。

他にも、『メイド・イン・ジャパン』『浮上』『社長室』『事故専務』『プロペラ機・着陸待て』などの作品群を収める。

各々の小説は、現在では陳腐化した感も否めない。しかし、昭和30年当時の状況を伺い知ることができる本書は、現在でもなお有意義であるといえるだろう。

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