NHK さかのぼり日本史(6)―江戸 “天下泰平”の礎 の感想
参照データ
タイトル | NHK さかのぼり日本史(6)―江戸 “天下泰平”の礎 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 磯田 道史 |
販売元 | NHK出版 |
JANコード | 9784140814901 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
それまで殺伐としていた日本から、「命」を尊重するという大きな価値観の転換が図られた江戸時代。
その意義を見直し、その叡智に学んで、今の時代の危機に取り組み、未来を見据えていこう、というメッセージを受けました。
著者の磯田道史教授は、この「さかのぼり日本史」の番組に出たころから、NHKの他の番組「BS歴史館」という面白い番組にもよく出演されるようになりました。
「BS歴史館」は、よく準備された映像と何人もの研究者たちのコメントとが組み合わされたVTRを見ながら、才色兼備の美人アナウンサー(渡辺真理)と有識の俳優・作家・教授らの対話によりすすむ番組です。磯田先生も楽しそうです。
それはそうとして、この本では、
長期安定社会を築いた「徳川の平和」の根底にあったものとは…というテーマで、4つの、ターニングポイントを選んでいます。
第1章 1806年/露冦事件起こる
ロシア船の襲撃という対外的危機を乗り越えて、「民を守る」政策が再浮上し、江戸の庶民文化も花開いた。
第2章 1783年/浅間山噴火、天明の飢饉
死者100万人にものぼる未曽有の大飢饉は、「民のための仁政」という意識を幕府に芽生えさせた。
第3章 1707年/宝永の地震・津波
大震災に遭遇した江戸社会は、量的拡大から質実充実へと価値を大転回することで、豊かな農村社会を築いた。
第4章 1637年/島原の乱起こる
武力による恐怖政治は領主側にとっても痛手になると知ったとき、生命尊重の社会へと踏み出した。
その意義を見直し、その叡智に学んで、今の時代の危機に取り組み、未来を見据えていこう、というメッセージを受けました。
著者の磯田道史教授は、この「さかのぼり日本史」の番組に出たころから、NHKの他の番組「BS歴史館」という面白い番組にもよく出演されるようになりました。
「BS歴史館」は、よく準備された映像と何人もの研究者たちのコメントとが組み合わされたVTRを見ながら、才色兼備の美人アナウンサー(渡辺真理)と有識の俳優・作家・教授らの対話によりすすむ番組です。磯田先生も楽しそうです。
それはそうとして、この本では、
長期安定社会を築いた「徳川の平和」の根底にあったものとは…というテーマで、4つの、ターニングポイントを選んでいます。
第1章 1806年/露冦事件起こる
ロシア船の襲撃という対外的危機を乗り越えて、「民を守る」政策が再浮上し、江戸の庶民文化も花開いた。
第2章 1783年/浅間山噴火、天明の飢饉
死者100万人にものぼる未曽有の大飢饉は、「民のための仁政」という意識を幕府に芽生えさせた。
第3章 1707年/宝永の地震・津波
大震災に遭遇した江戸社会は、量的拡大から質実充実へと価値を大転回することで、豊かな農村社会を築いた。
第4章 1637年/島原の乱起こる
武力による恐怖政治は領主側にとっても痛手になると知ったとき、生命尊重の社会へと踏み出した。