はじめての社会保障 第11版 -- 福祉を学ぶ人へ (有斐閣アルマ) の感想
参照データ
タイトル | はじめての社会保障 第11版 -- 福祉を学ぶ人へ (有斐閣アルマ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 椋野 美智子 |
販売元 | 有斐閣 |
JANコード | 9784641220218 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
社会保障の分野は、分かりやすいが、内容の信頼性がいまいちな書物が多い気がしますが、この本は信頼度抜群です。
著者達はかつて白書を執筆した経歴をもつ専門家です。本書は、2012年度の『厚生労働白書』でも参考文献の一つに掲げられています。
それに加えて、この本は大変読み易く、かつ分かりやすいです。
文体も専門書と異なり、口語に近いです。「なんでそんな面倒な回り道をする?それなら現物給付のしくみにすればいいのに。」(30頁)といった具合です。お役人の書く文章は厳密性を確保しようとするため、一つ一つの文がとても長くなる特徴があり、それが読みにくさの一つになっている気がしますが、この本の文章は、ひとつひとつの文も短く、たいへん読みやすいです。
福祉を学ぶ人を想定して執筆された本ですが、社会保障に関心ある方にはおすすめです。
社労士の試験勉強で、20歳以上の障害者に障害基礎年金が支給されることを学んだのですが、それをもらえない20歳未満の人はどうなってしまうのだろうと長い間気にかかったままになっていました。しかし、この本で解決しました。社労士の試験範囲ではない法律で守られているのですね。試験勉強の観点からは試験範囲以外は省略するのが合理的ですが、それが終わったら、知識の穴は埋めたいものです。この本はその目的を十分に果たしたうえに、お釣りが来ます。
著者達はかつて白書を執筆した経歴をもつ専門家です。本書は、2012年度の『厚生労働白書』でも参考文献の一つに掲げられています。
それに加えて、この本は大変読み易く、かつ分かりやすいです。
文体も専門書と異なり、口語に近いです。「なんでそんな面倒な回り道をする?それなら現物給付のしくみにすればいいのに。」(30頁)といった具合です。お役人の書く文章は厳密性を確保しようとするため、一つ一つの文がとても長くなる特徴があり、それが読みにくさの一つになっている気がしますが、この本の文章は、ひとつひとつの文も短く、たいへん読みやすいです。
福祉を学ぶ人を想定して執筆された本ですが、社会保障に関心ある方にはおすすめです。
社労士の試験勉強で、20歳以上の障害者に障害基礎年金が支給されることを学んだのですが、それをもらえない20歳未満の人はどうなってしまうのだろうと長い間気にかかったままになっていました。しかし、この本で解決しました。社労士の試験範囲ではない法律で守られているのですね。試験勉強の観点からは試験範囲以外は省略するのが合理的ですが、それが終わったら、知識の穴は埋めたいものです。この本はその目的を十分に果たしたうえに、お釣りが来ます。
社会保障制度のわかりやすい説明で定評ある本だが、戸惑う点として、昨年第10版を買ったばかりなのに、翌年もう第11版なったているので、買うべきかいなか。制度改正をフォローしたのみで、章立てや理論的説明が再改訂されているものではないのでまようところ。むしろ、「社会保障制度年報」がこの本の実像に近い。0