現代ヤクザの意気地と修羅場 現役任侠100人の本音 の感想

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参照データ

タイトル現代ヤクザの意気地と修羅場 現役任侠100人の本音
発売日販売日未定
製作者宮崎 学
販売元双葉社
JANコード9784575308037
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

京都大学(教養部)で
長らく数学(函数空間や位相)を教えていた
森毅(もり・つよし)(1928-2010)は
「村祭り」の比喩を語ったことがありました。

「そりゃあ祭りなんだから
昼間から酔っぱらっている人もいるだろう。
ヨッパライだけでなく
スリやカッパライもいるかもしれない。
露店を出しているのはテキヤだし
こわいオニイさん(ヤクザ)もいるかもしれない。
しかし祭りとは本来そういうものだろう。
わくわくして楽しいけれどリスクもある」
という内容でした。
「祭り」を「自由」あるいは「自由な市民社会」と
読みかえると真意がはっきりしてきます。

では、もし、「ケシカラン」ということで
定職についていない者
無目的に往来を徘徊する者
日中から酒類に酩酊する者
露天商を生業とする者
常習累犯窃盗犯
暴力団構成員および準構成員
などを
公的な権力で排除したとしたら
もう「祭り」のようで「祭り」でなくなります。

それは「自由な市民社会」ではなくて
森毅が否定していた「清潔な帝国」
つまりNSDAP(ナチ党つまりナチス)統治下の
ドイツ第三帝国(ナチス・ドイツ)のような社会です。

「スリルもリスクもある村祭り」を選ぶのか
「清潔な帝国」を選ぶのか
森毅は1970年代、80年代から
陰に(内輪で話すことやビラで)
陽に(数学以外のエッセイや講演会で)
その選択を迫っていたように思います。

私はカタギですし
ヤクザと接点はありません。
また
高倉健や菅原文太が出演していた任侠映画も
Vシネマも見ていないので
漠然としかイメージはありません。
それでも今回
Amazonで本書を購入したのは
著者が『突破者』で有名な
宮崎学氏であることと

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