フラワーフェアリーズ (花の妖精たち 愛蔵版) の感想
参照データ
タイトル | フラワーフェアリーズ (花の妖精たち 愛蔵版) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | シシリー・メアリー・バーカー |
販売元 | グラフィック社 |
JANコード | 9784766122657 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画 |
購入者の感想
中古の本を購入させていただきましたが、全く問題ありませんでした。
ずっと欲しかったので、お安く手に入りうれしいです。
シシリーの妖精たちの魅力で溢れていて癒されます。
ずっと欲しかったので、お安く手に入りうれしいです。
シシリーの妖精たちの魅力で溢れていて癒されます。
他のレビューで書かれているとおり,シシリーの絵が大変美しく,本の装丁も素敵なのですが,
植物名の翻訳に気になる箇所が多数あるので,そのうちのいくつかを指摘しておきます。
・えんれい草(本文ママ)
これはエンレイソウではなく,サトイモ科の仲間(日本にある近縁のものではマムシグサなど)です。エンレイソウはユリ科であり,花の形からして明らかに違います。
・プラム(Sloe)
これはスピノサスモモといって,確かにプラムの仲間ではあるのですが,この植物の別名がリンボクとされているのは間違いです。これら2つの植物の学名はよく似ているので(スピノサスモモはPrunus spinosa,リンボクはPrunus spinulosa)混同してしまったのかもしれません。ちなみに,Sloeはスピノサスモモの果実のことを指し,植物そのものはblackthornというそうです(wikipediaより)。
・ ニチニチ草(本文ママ)
これはツルニチニチソウです。確かにニチニチソウとは見た目も名前もよく似ていますが,分類学的には属のレベルで異なります。
・マリーゴールド
これはキンセンカです。キンセンカは英語ではPot Marigoldと表記されるので,そのままマリーゴールドと訳してしまったのでしょうか。
他にも間違いを挙げればきりがないのですが,全体をとおして,植物名がひらがなと漢字が混じって表記されていたりカタカナ表記であったりと,表記法が統一されていないことも気になりました(基本的に,動植物の正式和名はカタカナのみで表記)。
翻訳者は植物にかなり疎い人なのではないでしょうか。
詩文の翻訳は絵のイメージそのままにとても素敵なのですが,植物名の翻訳間違いの多さは目に余るものがあり,これではせっかくのシシリーの詩画集が台無しです。本当に残念です。
植物に詳しい人のチェックが入った改訂版の発刊を強く望みます。
植物名の翻訳に気になる箇所が多数あるので,そのうちのいくつかを指摘しておきます。
・えんれい草(本文ママ)
これはエンレイソウではなく,サトイモ科の仲間(日本にある近縁のものではマムシグサなど)です。エンレイソウはユリ科であり,花の形からして明らかに違います。
・プラム(Sloe)
これはスピノサスモモといって,確かにプラムの仲間ではあるのですが,この植物の別名がリンボクとされているのは間違いです。これら2つの植物の学名はよく似ているので(スピノサスモモはPrunus spinosa,リンボクはPrunus spinulosa)混同してしまったのかもしれません。ちなみに,Sloeはスピノサスモモの果実のことを指し,植物そのものはblackthornというそうです(wikipediaより)。
・ ニチニチ草(本文ママ)
これはツルニチニチソウです。確かにニチニチソウとは見た目も名前もよく似ていますが,分類学的には属のレベルで異なります。
・マリーゴールド
これはキンセンカです。キンセンカは英語ではPot Marigoldと表記されるので,そのままマリーゴールドと訳してしまったのでしょうか。
他にも間違いを挙げればきりがないのですが,全体をとおして,植物名がひらがなと漢字が混じって表記されていたりカタカナ表記であったりと,表記法が統一されていないことも気になりました(基本的に,動植物の正式和名はカタカナのみで表記)。
翻訳者は植物にかなり疎い人なのではないでしょうか。
詩文の翻訳は絵のイメージそのままにとても素敵なのですが,植物名の翻訳間違いの多さは目に余るものがあり,これではせっかくのシシリーの詩画集が台無しです。本当に残念です。
植物に詳しい人のチェックが入った改訂版の発刊を強く望みます。