マチェーテ・キルズ [Blu-ray] の感想

悪ふざけもここまでにした方がいいように思う。こういうタイプの映画は、一回目だけに通用するアイディアだと思うし。
トレホがロドリゲスの首に大刀を突きつけて脅さない限り、たぶん次は無いんじゃないかな。

　　　まあ、凄い続編になりましたね。グロシーンもあっさりしていて、耐性の無い方でも楽しめるバイオレンスになっていると思います。バイオレンスアクションと言うより、私にはバイオレンスコメディに見えましたが、面白いのは間違い無い。ストーリーは単純明快、いわゆる敵討ちですな。突然始まる、間もなく公開の映画ＣＭ。その名もマチェーテキルズアゲイン・・・イン　スペース。始めは何の事だかさっぱり解りませんでしたが、話が進んでいくと、あれ、これあの冒頭のＣＭに繋がってるの？、ちゅーことは更なる続編があるのね、というのが容易に理解できる展開に。この作り方結構良心的だと思いましたね。映画の制作段階から、この作品は三部作ですというような、続編ありきの情報をくれるのも勿論ありがたいですが、この映画のように始めにそれを示唆してくれるシーンがあるのも悪くないと思いました。見るまで解らず、最後になって中途半端なエンディングを迎え、何だよ続くのかヨーと不愉快になる事はありませんでした。

　　　さてさて、この映画どう贔屓目に見てもイケメンでないダニートレホが美女と絡むという、観客より本人垂涎の映画なのですが、今作は前作を凌ぐ強烈キャスト。

　　　アンバーハード、レディガガ、そしてカルロスエステベスにメルギブソン。更に更にキューバＧジュニアにＡバンデラス、Ｗサドラーなんていう大御所達。そして愛くるしいヴァネッサハジェンズや最早ロドリゲスファミリーとでも言うべきＥ・Ｅアヴェヤン姉妹にトムサビーニ。

　　ただメインキャラクターを除くと、映画の進行上簡単に殺されちゃったりしますので、瞬きせずにご覧下さい。いくらカメオ出演とは言え、こんな贅沢な使い方出来ないと思います。

　　さあ、次回作は大いに期待して待ちたい所ですが、映画がまだクランクアップしていなければ、Ｌディカプリオが出演承諾したりして、差し替えなんていうサプライズがあるのかも。