臨床医が語る認知症の脳科学 の感想
参照データ
タイトル | 臨床医が語る認知症の脳科学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岩田 誠 |
販売元 | 日本評論社 |
JANコード | 9784535983199 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 老年医学 |
購入者の感想
最初の2,3ページを読んで、専門書を水で薄めた啓蒙書かと思って読み進めたら、全く予想外の書物でした。
ご自身の家系で、認知症の方が多くて、自分でも認知症になると思っていたという述懐、また著者が若い頃に
出会った健忘症の患者との出会いなどの興味深いエピソードが満載だけでなく、
包括的に最近の認知症に関する科学的知見がわかりやすく要約されていて、専門の医学書で読んで分かったつもり
のことが頭にすっと入ってきます。
中でも印象的なのは、アルツハイマー病で問題なのは記憶がなくなることでなく、残っていることという逆説的な
指摘で、読んでみるとなるほどと納得します。
専門家も必読ですし、他の認知症関連の啓蒙書を読んでいる方も、認知症の基本的理解のために、
この本は是非読んでいただきたいと思いました。
最後の精神科医に対する批評も強烈でした。0
ご自身の家系で、認知症の方が多くて、自分でも認知症になると思っていたという述懐、また著者が若い頃に
出会った健忘症の患者との出会いなどの興味深いエピソードが満載だけでなく、
包括的に最近の認知症に関する科学的知見がわかりやすく要約されていて、専門の医学書で読んで分かったつもり
のことが頭にすっと入ってきます。
中でも印象的なのは、アルツハイマー病で問題なのは記憶がなくなることでなく、残っていることという逆説的な
指摘で、読んでみるとなるほどと納得します。
専門家も必読ですし、他の認知症関連の啓蒙書を読んでいる方も、認知症の基本的理解のために、
この本は是非読んでいただきたいと思いました。
最後の精神科医に対する批評も強烈でした。0