トリック劇場版 ラストステージ 超完全版(本編DVD&特典DVD2枚組) の感想

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参照データ

タイトルトリック劇場版 ラストステージ 超完全版(本編DVD&特典DVD2枚組)
発売日2014-07-16
監督堤幸彦
出演仲間由紀恵
販売元東宝
JANコード4988104850171
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » コメディ

購入者の感想

14年前、深夜ドラマとしてスタートしたTRICKを偶然観てハマってから、全作品を観てきた自分には最後のエンドロール以降の展開は非常に感慨深いものがありました。シーズン1の頃には周りにTRICKの話をしても知ってる人がおらず、シーズン2に至っては、(放送時たまたま北海道に転勤になっていて)北海道では放送が無くショックを受けたこと等々・・・。
そんな数々の思い出が蘇り、そして本当に終わってしまったんだなと思うと本当に切なくなると同時にここまでメジャーになってくれた本作そしてスタッフの方々に感謝しきりでした。おかげでエンディングだけで10回近く観てしまいました。
本編自体は他のレビューでも言及されている通り至極真っ当にこれまでのTRICKを踏襲した内容になっていますが、サスペンス色が弱く、正直ちょっと退屈でしたが、エンドロール以降の展開ですべてがぶっ飛びました。タイトルでも書きましたが、長年のTRICKのファンの方にはエンドロール以降の5分がメインと言っていいのではないでしょうか。

と言ってしまうと、叱られそうなくらい本編も「まっとう」だった。

堤作品はドラマ>スペシャル>劇場の順に「悪いクセ」がでると勝手に思っているが、本作は「ドラマを劇場版にした(?)」感じなので、まとまりもよく、過去の作品に有りがちだった「内輪受けな寒いギャグからの間延び」や「ショボく見えるピンチ」などのエッセンスが程よく抑えられていて、飽きずに見ることができました。

結局はトリックの世界とキャラクター、監督のセンスと俳優の演技が好きかどうか、みたいな感想になりますが、エンドロールのアレだけは、トリックがシリーズを重ねて積み上げてきたものが有ってこそだと感じられます。

上田、よかったな!!

トリックの大ファンでテレビのシリーズも映画もすべて観ました。ほんとに最後ということで、もちろん映画館でも見ましたが手元に置いておきたくて購入しました。最後ということで、今までの出演者の方々の懐かしいお顔も出てきて、ファンとしてはうれしいです。最後の上田教授の回想シーンは自然と涙が出てきて、トリックで泣いている自分が驚きでした。いつかまた、トリックスペシァルなどといって戻ってきてくれたらうれしいです。

序盤の伏線通り、結末は、爆発の際に山田が落下してることが確認できます。よって、爆発の際の被害を穴の中で回避し、山田が生きているのは確実だと思います。一時的に記憶を失ってしまったようですが。
最期、上田が霊能力を集った理由。それは二通りあったと思います。一つは、山田が死んだとして、一年後の約束を果たすため。もう一つが、万が一にも山田が生きていた場合、出会った時と同じ状況を作ることにより、またひょっこり、山田が現れるのではないか、現れ易いのではないかという、現実逃避があったと思います。最後の最後まで、期待に時が経つのだけをを待ち、ついに締め切りの時間を迎え、山田はもういないんだと、彼女と過ごした日々を思い返します。少しだけ、時間が諦めをくれて、車の鍵を手に取ったところ、ふいに、貞子のような女が目の前に現れます。
「まだ、間に合いますか」
そう呟いて彼女は、出会ったあの日と、同じ台詞で、同じ仕草で、上田につまらぬ芸を見せます。過去と重ねても、数寸も違わぬ芸の質、そして、あの眼差し。それは、彼女に記憶が戻ったという証明でもありました。
それを察した上田は、感極まる以外他になかったのです。これほどまでの、ハッピーエンドはないのですから。
二人のその後は、観た者の感じるままに変化していくと思います。
幾多のドラマ、映画を得て、これで本当に解決したと感じました。
二人の間には、常にトリック(悪意のないイタズラ)があったという、愛と友情が折り重なった、邦画史上歴史に残る、完璧で曇りないラストだったと思います。

反則の先行レビューですので、煮るなり焼くなり、ご随意にどうぞ。どうしても、言いたかった事があるだけなので、点数稼ぎの意図はありません。(まぁ、逆に、減点票が一杯来るのが現状みたいですが)

ボクは、“怪しげな方言を操る”、金髪の「石原刑事」が、本当に、誰よりも好きでした。
(第1期から第2期および劇場版1に登場)

本当の事を言うと、最初、見た時は仰天しました。こんな芝居、アリなのか?!と。でも、その、どうにもこうにも憎めないキャラクターが大好きになり、いつしか、彼の芝居を楽しみに見るようになっていました。そうそうたる面々を、たった一人で「食って」みせた、あの芝居は忘れません。以後、誰を連れてきても、彼の代わりは務まらなかった。そう思っています。

彼(前原一輝)が引退してしまったのを知り、ボー然としました。以後、彼の復帰を夢見て、3期以降を見て来たと言っても過言ではありません。なので、番外編の「矢部」で彼の姿を見た時は嬉しかったですね。「もしかしたら映画で復帰してくれるのでは・・・?」と願わずにはいられませんでした。ほんの1シーンでしたが、ラスト・ステージで、彼の姿が見られて良かったです。

出来る事なら、戻って下さい。前原さんの芝居が見たいです。いつまでも、待っています。

山田の真っ直ぐな正義感。上田の照れ屋な優しさ。二人の距離感は、最後まで「トリック」のままでしたが、ボクはこの二人、必ず結ばれる・・・って思っています。

地殻変動のシーン等、映画らしい演出も見られ、とても楽しめました。では何故★4つか? 終わってしまって寂しいからか・・・。いや、石原刑事が戻った「完全版」が、二度と実現しなかったからですね・・・自分にとっては。

シリーズの「まるごと消えた村」、「サイ・トレイラー」は自分の宝物です。野際さんの「母の愛」。菅井さんの「大ベテランの存在感」・・・ どの登場人物も個性的で、魅力的でした。一風変わった堤さんの演出は、海外の爆笑連発コメディとは全く違ったものですが、ここにしかない世界があり、それに皆、魅了されたのだと思います。素晴らしい時間をありがとう!!0

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