世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高田 純 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062573597 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 |
購入者の感想
サブタイトル「自ら測定した渾身のレポート」が
示すとおり、ロシア、マーシャル諸島等を訪れ、放射
線測定調査を通して、住民と交流する模様が描かれ
ている。不思議なことに、この本には原爆関係の本
にありがちな「おどろおどろしさ」、読後に残る
「やりきれなさ」が全くない。
著者は、自らが開発したポータブルラボを携えて現地
に乗りこみ、地元の人々と同じものを食し、池で泳ぎ、
時に酒宴を供にする。測定結果は正しく伝えられ、
多くの住民の不安を取り除き、明日への希望さえ与え
ている。測定結果のレポートであると同時に、被災
地にあって懸命に生きる人々のくらしを知る上でも、
貴重な情報が詰まっている。
原子力技術の光と影を冷静に見つめ、被災地の環境<!P>!!調査の最前線で生き生きと活動する著者のその情熱が
伝わってくる。読んでいるうちに、被災地、たとえば
マーシャル諸島の人々のために、「何かしたい」、
「何かしなくてはいられない」、そんな前向きな気持ち
になれる1冊である。
示すとおり、ロシア、マーシャル諸島等を訪れ、放射
線測定調査を通して、住民と交流する模様が描かれ
ている。不思議なことに、この本には原爆関係の本
にありがちな「おどろおどろしさ」、読後に残る
「やりきれなさ」が全くない。
著者は、自らが開発したポータブルラボを携えて現地
に乗りこみ、地元の人々と同じものを食し、池で泳ぎ、
時に酒宴を供にする。測定結果は正しく伝えられ、
多くの住民の不安を取り除き、明日への希望さえ与え
ている。測定結果のレポートであると同時に、被災
地にあって懸命に生きる人々のくらしを知る上でも、
貴重な情報が詰まっている。
原子力技術の光と影を冷静に見つめ、被災地の環境<!P>!!調査の最前線で生き生きと活動する著者のその情熱が
伝わってくる。読んでいるうちに、被災地、たとえば
マーシャル諸島の人々のために、「何かしたい」、
「何かしなくてはいられない」、そんな前向きな気持ち
になれる1冊である。