佐々木心音 セカンド・ステージ ~映画「フィギュアなあなた」より~ [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 佐々木心音 セカンド・ステージ ~映画「フィギュアなあなた」より~ [DVD] |
発売日 | 2013-05-24 |
出演 | 佐々木心音 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 4988111244093 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » メイキング |
購入者の感想
メイキングでの全裸シーンは映像効果などされていないので 本編よりもリアルな全裸を堪能できます!
大事なトコロはボカシ入りまくりですが極限まで見れます!
大事なトコロはボカシ入りまくりですが極限まで見れます!
近付いてくるメイキングのカメラが目に入った途端、ふんわりと破顔し、アヒルのように唇をふくらませてプワプワプワと鳴いてみたり、へんちくりんなダンスを始めてしまう。おどけてみせるそんな様子が愛らしい。照れ隠しも少しはあるのだろうけれど、それ以上にサービス精神が旺盛なのね。
衣装(とは呼べないぐらい丈が短く、面積も小さい!)を脱いで一糸まとわぬ姿になっても、そんな天真爛漫さが陰(かげ)らないのが素敵で、見ていて元気を貰えるところがありました。大切なところも回転ドアみたいにグルグルパッとオープンしまくりなんだけど、至極おおらかで、且つおごそか。古代の巫女か女神みたいな独特の雰囲気がある娘です。こんな健康的で綺麗な裸身の、こんなにも楽しい女性(ひと)と暮らせたらきっと天国でしょう。相手役の柄本祐がうらやましくなりました。
でも、このDVDのホントの見どころは、おどける余裕が全くなくなった段階の心音さんの“新たな表情”にあります。ハードな回し蹴りのアクションに顔をゆがめ、眉を寄せて、ついには関節をいためて床にどうと転がっていく時や、想像を超えた存在(魂をもったフィギュア)になるためにどう演技したものか頭を悩ましている時のいわばギリギリの土俵際で垣間見せた全力疾走の表情には、白刃(はくじん)のごとき照り返しがあり、ぞっとするほど美しくって胸に降りるものがありました。重責と真向って闘う人間だけが内側から放つ、微電流を帯びた色香がさわさわと拡散していく。
“凄艶(せいえん)”とはこういう顔やまなざしを指すのでしょう、なんて書くと本人には申し訳ないのだけれど実際そう思いました。役者稼業の過酷さ、演出の徹底ぶりが伝わってきて、呆然として見守った94分間だったのですが、数多くの女優の開眼に立ち会った石井監督はおそらく、そんな“新たな表情”こそを心音さん本人と世間に広く知らしめたかったに違いない。大事に育てて懐中し、第二幕を歩んでもらいたいと祈っている、そのように読み取りました。近くで本編が上映されたなら必ず足を運んで、“役者”佐々木心音の苦労をねぎらいたい、そう願っています。
衣装(とは呼べないぐらい丈が短く、面積も小さい!)を脱いで一糸まとわぬ姿になっても、そんな天真爛漫さが陰(かげ)らないのが素敵で、見ていて元気を貰えるところがありました。大切なところも回転ドアみたいにグルグルパッとオープンしまくりなんだけど、至極おおらかで、且つおごそか。古代の巫女か女神みたいな独特の雰囲気がある娘です。こんな健康的で綺麗な裸身の、こんなにも楽しい女性(ひと)と暮らせたらきっと天国でしょう。相手役の柄本祐がうらやましくなりました。
でも、このDVDのホントの見どころは、おどける余裕が全くなくなった段階の心音さんの“新たな表情”にあります。ハードな回し蹴りのアクションに顔をゆがめ、眉を寄せて、ついには関節をいためて床にどうと転がっていく時や、想像を超えた存在(魂をもったフィギュア)になるためにどう演技したものか頭を悩ましている時のいわばギリギリの土俵際で垣間見せた全力疾走の表情には、白刃(はくじん)のごとき照り返しがあり、ぞっとするほど美しくって胸に降りるものがありました。重責と真向って闘う人間だけが内側から放つ、微電流を帯びた色香がさわさわと拡散していく。
“凄艶(せいえん)”とはこういう顔やまなざしを指すのでしょう、なんて書くと本人には申し訳ないのだけれど実際そう思いました。役者稼業の過酷さ、演出の徹底ぶりが伝わってきて、呆然として見守った94分間だったのですが、数多くの女優の開眼に立ち会った石井監督はおそらく、そんな“新たな表情”こそを心音さん本人と世間に広く知らしめたかったに違いない。大事に育てて懐中し、第二幕を歩んでもらいたいと祈っている、そのように読み取りました。近くで本編が上映されたなら必ず足を運んで、“役者”佐々木心音の苦労をねぎらいたい、そう願っています。