Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング の感想
参照データ
タイトル | Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山田 祥寛 |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774164106 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » インターネット・Web開発 » Web開発 |
購入者の感想
前作はrails3に関する内容でしたが、本作ではその8割程度が焼き直しで書かれています。焼き直しと言っても元が良いので初心者がゼロからきちんと読み進めてrailsを理解していくには大変良い一冊であります。追加された内容として目立つのは、sprocketを軸にしたアセットパイプライン周り等、クライアントサイドの話でした。このあたりが前作と比べて前進した内容です。
課題(欠点)もあります。
前作ではrailsを使い始めてすぐハマりそうな問題について書かれていない事柄がいくつかありましたが、そのあたりの改善はあまり見られません。
例えば、railsアプリのプロジェクト内で共通ライブラリを作成しようとする際、そのライブラリファイルをどこに配置するか。作ったファイルへのロードパスはどうやって通すのか。こういう初学者がすぐにハマってしまう、いくぶん発展的な話題について書かれていません。
しかしモデルやコントローラと呼ばれる部品とは全く性格の異なるものを同じ場所に配置するのは誰もが避けたいと思うところのはずで、少なくともプロフェッショナルに開発する場合は遅かれ早かれ誰もがハマる問題だと思います。従って、私自身も含めて相当多くの方が訳も分からずに一から調べてきた経緯があると思います。
この例に関して言えば、Railsの公式ガイドを読めば答えはおよそ分かります。
イニシャライザと呼ばれるファイル群を調整するか自作するのが一つの方法でしょう。
問題は「Railsの公式ガイドは全て英語」で書かれており、初学者がいきなり手出しするには壁が高すぎるということです。
こうした類の問題に関して、丁寧な作風で評価されている山田さんではありますが、前作同様完全にスルーされていたのは残念でした。
課題(欠点)もあります。
前作ではrailsを使い始めてすぐハマりそうな問題について書かれていない事柄がいくつかありましたが、そのあたりの改善はあまり見られません。
例えば、railsアプリのプロジェクト内で共通ライブラリを作成しようとする際、そのライブラリファイルをどこに配置するか。作ったファイルへのロードパスはどうやって通すのか。こういう初学者がすぐにハマってしまう、いくぶん発展的な話題について書かれていません。
しかしモデルやコントローラと呼ばれる部品とは全く性格の異なるものを同じ場所に配置するのは誰もが避けたいと思うところのはずで、少なくともプロフェッショナルに開発する場合は遅かれ早かれ誰もがハマる問題だと思います。従って、私自身も含めて相当多くの方が訳も分からずに一から調べてきた経緯があると思います。
この例に関して言えば、Railsの公式ガイドを読めば答えはおよそ分かります。
イニシャライザと呼ばれるファイル群を調整するか自作するのが一つの方法でしょう。
問題は「Railsの公式ガイドは全て英語」で書かれており、初学者がいきなり手出しするには壁が高すぎるということです。
こうした類の問題に関して、丁寧な作風で評価されている山田さんではありますが、前作同様完全にスルーされていたのは残念でした。
ASP.NET MVCで開発したことがありますが、Ruby on Railsは使ったことがない状況で本書を読みました。
MVCの説明や、フレームワークの説明から始まり、Ruby on Railsの機能を使った基本的なWebアプリの作り方を学ぶことができました。
Rubyは気になったら、その都度、Web上の情報を確認して読めばなんとかなりました。
ただ、HTML/CSS/JavaScript、HTTPなど基本的な知識がないと、ただなんとくなくこなして終わりになってしまうかもしれません。
この本を読んであらためて、Ruby on Railsの影響をうけて、ASP.NET MVCが作られたのかなと思いました。
MVCの説明や、フレームワークの説明から始まり、Ruby on Railsの機能を使った基本的なWebアプリの作り方を学ぶことができました。
Rubyは気になったら、その都度、Web上の情報を確認して読めばなんとかなりました。
ただ、HTML/CSS/JavaScript、HTTPなど基本的な知識がないと、ただなんとくなくこなして終わりになってしまうかもしれません。
この本を読んであらためて、Ruby on Railsの影響をうけて、ASP.NET MVCが作られたのかなと思いました。
・本書はRubyの文法は知っていることが前提です
私は簡単に文法とフレームワークを使用しないwebアプリ作成について他書を1ヶ月ほど読み進め、残りの1ヶ月ほどで本書を用いて簡単なWebアプリを作成しました。
・Railsに関する情報はこれ1冊でほぼ網羅されています
序盤で一通りの流れがつかめますので、実際に手を動かして進めると良いと思います。
後半はビュー・コントローラ・モデルの詳細説明となり、ここで各知識を深めていく流れになるので、作成中必要だと思ったら目を通すようにすれば良いと思います。
・流れをつかんだらアプリを作成し、わからない箇所を本書で学ぶのがおすすめです
全てを読み終えてから作成となるとモチベーションや時間の関係もあり、なかなかしんどいです。
全体の流れをつかむ際、本書では苦しいと感じたらドットインストールを一通り見られるのをおすすめします。
骨組みができたら、本書の情報を使って肉付けしていくと良いと思います。
私感ですが、アプリのデプロイから保守の部分についてもう少し載せて欲しかったと思います(紙面上厳しいとは思いますが)。
これ1冊ではアプリを作るにはなかなか根気が必要ですが、適宜他教材を併用されるとスムーズに進めると思いました。
デザインに関してはまた別途調べる必要があります。
私は簡単に文法とフレームワークを使用しないwebアプリ作成について他書を1ヶ月ほど読み進め、残りの1ヶ月ほどで本書を用いて簡単なWebアプリを作成しました。
・Railsに関する情報はこれ1冊でほぼ網羅されています
序盤で一通りの流れがつかめますので、実際に手を動かして進めると良いと思います。
後半はビュー・コントローラ・モデルの詳細説明となり、ここで各知識を深めていく流れになるので、作成中必要だと思ったら目を通すようにすれば良いと思います。
・流れをつかんだらアプリを作成し、わからない箇所を本書で学ぶのがおすすめです
全てを読み終えてから作成となるとモチベーションや時間の関係もあり、なかなかしんどいです。
全体の流れをつかむ際、本書では苦しいと感じたらドットインストールを一通り見られるのをおすすめします。
骨組みができたら、本書の情報を使って肉付けしていくと良いと思います。
私感ですが、アプリのデプロイから保守の部分についてもう少し載せて欲しかったと思います(紙面上厳しいとは思いますが)。
これ1冊ではアプリを作るにはなかなか根気が必要ですが、適宜他教材を併用されるとスムーズに進めると思いました。
デザインに関してはまた別途調べる必要があります。
Ruby on Railsでのアプリケーションは
Webで調べながら簡単なものを作成したことがあった程度だったので
つまみ食い&浅い知識しかなく
体系立てて学んでいなかったため
ちょっと込み入ったことをしようとすると
とたんに分からなくなり、挫折してしまっていました。
本書は、実際のアプリ開発の流れに従って
MVCモデルに準拠した説明が書かれています。
他の言語でWebアプリを開発したことがあるので
読んでいて
「Railsの場合○○はどうすればいいんだろう?」
といった疑問がでても
すぐそばに解決策や考え方がかかれていて
技術本にありがちな
ページをあちこち行ったり来たりすることがありませんでした。
情報量が多く、1つ1つの説明が丁寧なので、
これからRailsでWebアプリを開発するときの
バイブルになる1冊でした。0
Webで調べながら簡単なものを作成したことがあった程度だったので
つまみ食い&浅い知識しかなく
体系立てて学んでいなかったため
ちょっと込み入ったことをしようとすると
とたんに分からなくなり、挫折してしまっていました。
本書は、実際のアプリ開発の流れに従って
MVCモデルに準拠した説明が書かれています。
他の言語でWebアプリを開発したことがあるので
読んでいて
「Railsの場合○○はどうすればいいんだろう?」
といった疑問がでても
すぐそばに解決策や考え方がかかれていて
技術本にありがちな
ページをあちこち行ったり来たりすることがありませんでした。
情報量が多く、1つ1つの説明が丁寧なので、
これからRailsでWebアプリを開発するときの
バイブルになる1冊でした。0