FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 (河出文庫) の感想
参照データ
タイトル | FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 (河出文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジョー ナヴァロ |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309463803 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
根拠や理由、学者の見解など参照されていますが、要するに実際のしぐさの写真が多くて楽しめます。著者自分がモデルになっているのも面白い。しぐさ自体はよく言われてきたことがほとんどで、これがそうなのかという新しい発見(?)はありませんが軽妙な口調がいかにもラテン系(それをうまく翻訳してくれていますが)と実経験談、かなり自慢話ですが、相乗効果で新鮮に映ります。あえて学問的に展開していない点が効を奏しています。勿論ちゃんとしぐさには文化的差異があると注意書きもあります。空港の税関検査での足の向きに注意(逃げようとする気持ちがつい出てしまう)とか、どの国でも親指を隠さない方が良い(自信なさ、非礼にあたる可能性あり)など、自分自身でも気をつけようという例も載っていました。しかし、当然ながら捜査官として成功した事件が参考例で数多く出てきますが、しぐさを解読し間違えて失敗した例も出して欲しいのですが。