水揚げ&花のケア―切り花の鮮度保持マニュアル の感想
参照データ
タイトル | 水揚げ&花のケア―切り花の鮮度保持マニュアル |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 薄木 健友 |
販売元 | 誠文堂新光社 |
JANコード | 9784416712146 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » フラワーアレンジメント |
購入者の感想
現在出版されているもので、切花の水揚げ方法の書籍は意外と少ない。一般の人にも分かりやすく、簡潔に書かれている点は高く評価したい。
10年の歳月をかけた割には参考文献を2冊しか列記してない。
作者は45年前の本も参照したとあるが書籍名をあげていない。
多分、年代からすると昭和7年 「水揚栞 」国風臨時号 (華道いけばな生け花立生華国風社)のものだろう。
有益な他の参考図書をあげておく。
「生花水あげの栞」大正3年 及び「生花投入盛花切花長く保つ水揚秘法皆伝」大正8年。いずれも理学士・松島種美の著作なので化学薬品が豊富に出てくる。学術的な実験文献の引用も多数ある。
これだけ学術的に充実した書籍は、私は他に見たことがない。
これらは国会図書館デジタルライブラリーでも閲覧可能である。
ポケットサイズの本「直ぐに間に合う草木水揚養法と薬效」 昭5年熊谷八俶。
水揚げ困難な200種を選出した「最新実験 挿花水揚法」大正6年植物学を修めた華道家、小林鷺洲など、数十年かけて実験、研究して編纂してあるだけに、古書ながら今だに得るものは大きいだろう。
現代において、植物学者が書いた効果的な切花の水揚げの理論書がないのが不思議だし、残念だ。
洋書だが、花屋さんのバイブル「The Art of Floral Design, 2nd」 556ページ Norah T. Hunter (著)第2節「花と葉」10章花のケアと取り扱いについての項目で、水揚げの手法が論理的に書かれている。私はプロの花屋さんではないが、これだけの本が何故翻訳されないのだろうか?と疑問に思う。
専門書籍のためか、ハードカバー本で定価$337.95日本円で約三万円とは、高すぎる。古書なら安い、それでも一般書籍よりは高い。
10年の歳月をかけた割には参考文献を2冊しか列記してない。
作者は45年前の本も参照したとあるが書籍名をあげていない。
多分、年代からすると昭和7年 「水揚栞 」国風臨時号 (華道いけばな生け花立生華国風社)のものだろう。
有益な他の参考図書をあげておく。
「生花水あげの栞」大正3年 及び「生花投入盛花切花長く保つ水揚秘法皆伝」大正8年。いずれも理学士・松島種美の著作なので化学薬品が豊富に出てくる。学術的な実験文献の引用も多数ある。
これだけ学術的に充実した書籍は、私は他に見たことがない。
これらは国会図書館デジタルライブラリーでも閲覧可能である。
ポケットサイズの本「直ぐに間に合う草木水揚養法と薬效」 昭5年熊谷八俶。
水揚げ困難な200種を選出した「最新実験 挿花水揚法」大正6年植物学を修めた華道家、小林鷺洲など、数十年かけて実験、研究して編纂してあるだけに、古書ながら今だに得るものは大きいだろう。
現代において、植物学者が書いた効果的な切花の水揚げの理論書がないのが不思議だし、残念だ。
洋書だが、花屋さんのバイブル「The Art of Floral Design, 2nd」 556ページ Norah T. Hunter (著)第2節「花と葉」10章花のケアと取り扱いについての項目で、水揚げの手法が論理的に書かれている。私はプロの花屋さんではないが、これだけの本が何故翻訳されないのだろうか?と疑問に思う。
専門書籍のためか、ハードカバー本で定価$337.95日本円で約三万円とは、高すぎる。古書なら安い、それでも一般書籍よりは高い。