界面・コロイド化学の基礎 (KS化学専門書) の感想
参照データ
タイトル | 界面・コロイド化学の基礎 (KS化学専門書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 北原 文雄 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061533608 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 物理・理論化学 |
購入者の感想
本書では界面現象を分子集合体と微粒子系と大きく二つに大別して解説されています。
前半部の分子集合体と界面現象についてはほとんど理論式も扱わず、分子膜やミセル
などの分子集合体の現象が概説されています。こちらについては理解しやすく、また
実際の応用する際にも系を構築する基礎になると思います。
後半部の微粒子の界面現象では、理論的な考察がされていますが、導出の過程で
省略されている部分が多く、また各式の間にある関係性がやや捉えにい面もあり、
微粒子を取り扱う際の注意すべき点の全体像を掴むには適していますが、各論が
物足りない気がします。
両方の現象ともに理論へ踏み込んだ実際的な知識を必要とされる方には、この分野の
理論は非常に難解な部分もありますので、本書は入門書として導入に用いて、他の
書で補う必要があると思います。
前半部の分子集合体と界面現象についてはほとんど理論式も扱わず、分子膜やミセル
などの分子集合体の現象が概説されています。こちらについては理解しやすく、また
実際の応用する際にも系を構築する基礎になると思います。
後半部の微粒子の界面現象では、理論的な考察がされていますが、導出の過程で
省略されている部分が多く、また各式の間にある関係性がやや捉えにい面もあり、
微粒子を取り扱う際の注意すべき点の全体像を掴むには適していますが、各論が
物足りない気がします。
両方の現象ともに理論へ踏み込んだ実際的な知識を必要とされる方には、この分野の
理論は非常に難解な部分もありますので、本書は入門書として導入に用いて、他の
書で補う必要があると思います。