もやしもん(13)限定版 (講談社キャラクターズA) の感想

今更ですが、この話って、たった1年間の話だったのですね。
菌が見えるという少年と、その友人が農大に入学して・・・。
2年生になったところで終わり。あまりにも濃厚な話なので、
全部で13巻しかないというのが嘘のようです。

さて、13巻はメインテーマ（？）であるはずの日本酒造りが
一気に加速。結城のじいちゃん、西野父との係わり合い。
サイドテーマである円（まどか）の農大受験、そして受難。
出し惜しみない直保の力の発現、及川の大きな成長ｗ。

美里と長谷川の関係にも新しい形が見え、盛りだくさんな
エピソードが描かれていますが、この漫画の名物である
セリフたくさんの研究ページでは醸造アルコール添加に
ついて語られています。ここで樹教授の主張はワタクシの
意見とほぼ同様かなぁと感じました。

ファンタジー要素も忘れず、ある程度の決着をつけて
終わりなのかなと思います。石川先生自身、「まあ正直
未練が無いと言えば嘘になるので、あれです。原稿完成
まで楽しんで描きます！」と仰っていたので、それが
伝わってくる最終巻となった気がします。

さて、限定版のレビューですから、付録にも言及します。
はっきり言ってコレは買いです。この13巻のネームが
まるまる1冊分載っています。後ろには昔ヤンマガ増刊
に載ったコームインV全6話が収録されています。

もうひとつは農大カレンダー。本と同じサイズの4月
始まりのリングカレンダーです。0