艦隊これくしょん -艦これ- いつか静かな海で 1 (MFコミックス アライブシリーズ) の感想

コミックアライブを買っていないので、コミックスが初見だったのですが、連載時から読んでおけば良かったと思いました。
激しい戦闘シーンと、仲良く過ごす艦娘たちの日常の対比が面白く、一気に読めました。

そして、各話のオチが秀逸。
日向、響、金剛、蒼龍。
分かる人には分かるでしょう。
静かになった海を泳ぐ彼女たちの姿には、少しウルっとさせられました。

艦これコミカライズの中では、いま一番好きになった作品です。0

艦これコミカライズが幾つもの出版社や個人からも沢山出ていますが、
「いつか静かな海で」ほど艦これの戦場の空気感を出しているものはないでしょう。

特に航空機の描写に力入ってるのがイイトコロ。
航空甲板からの発艦作業の細かい描写から、発艦した航空機と艦娘たちの距離で感じる海域広さ。
敵艦載機との空戦はもちろんの事、空戦から帰還する艦載機の収容の様子まで。

あと艦これプロデューサー田中さんが原作ということだからでしょうか、
ゲーム艦これの底にもある悲しい史実がこの作品にも織り込まれてる。
艦娘も史実の日本海軍軍艦も、両方好きな人には欲しい要素ですよね。

艦これの世界観を大事にしたコミカライズを読みたい方、この作品は必見ですヨ0