メンズ萌えキャラクターの描き方 顔・からだ編 の感想

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参照データ

タイトルメンズ萌えキャラクターの描き方 顔・からだ編
発売日販売日未定
製作者カネダ工房
販売元ホビージャパン
JANコード9784798603759
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » イラスト集・オフィシャルブック

購入者の感想

タイトルに惹かれて書店で購入。
前半の顔・身体の描き方基礎編的なあたりは、ちょっと癖のある絵柄ではあるものの、解説が丁寧で分かり易かったです。

特に面白かったのは、後半の方にある「5大萌えポイント」として作例を挙げている箇所。
鎖骨・手・筋肉・腰・おヘソの5箇所について、それぞれ「こう描くと萌えるんじゃないか?」という実例が挙げてあります。
鎖骨は分かり易そうだから手で例を引っ張ってくると、頬に触れる手・ネクタイを解く手・顔に触れている(絵柄的には眼鏡の位置直しかな?)・おいでよ〜的に伸ばされた手……あー、うん、好きだ! と思うシチュエーションで納得。

顔・身体という範囲からは少し離れてしまうのかもしれないけれど、ボディへの影の入れ方(光源と筋肉の動き的な)なども触れていてくれたら嬉しかったな〜と思ったので☆4つ。
でも本書の内容には満足しています。

最近はネットでも色んな技法書やHOW TO記事を見ることはできるけれど、紙に描くならともかく、PCでデジタル絵を描きながらブラウザで並行して確認っていうのは難しいです。でも書籍なら気軽にパラパラ読めるので、そういった意味でもとても便利な一冊でした。

女性に向けた、少年〜男性の描き方を解説した本。

■解説しているキャラクターのタイプ
男性のタイプを以下の3タイプにわけ、体型などの違いを解説している。
 S(少年。12〜14歳程度)
 M(中間。15〜17歳程度)
 L(青年。18〜20歳程度)
メインはMの男性で、その描き分けのバリエーションとしてS/Lタイプを解説する。

描き分けの作例はすべて線の細い少年から青年だけが対象のため、ガチムチな筋肉質の男性や、老人などの描き方までバリエーションはない。

■内容
1章では顔、2章では身体の描き方のポイントを解説しており、これがメインの解説となる。
応用として、3章では男性のファッションやしぐさなどを、4章ではイラスト例を出しているが、こちらは内容も薄く、蛇足と感じた。
わざわざ4Cで掲載しているカラーの描き方は、通常のメイキングや絵のポイントを紹介するにとどまっている。この本のテーマである「男性を描くためのポイント」ではない。

また、この表紙を見て誤解することはないだろうが、男性向けのタッチで「男性イラスト」を描きたい人が購入する本ではない。
すべて女性向けの漫画デッサンやディフォルメを解説した本だ。

■著者について
解説はマンガデッサン書で定評のあるカネダ工房氏と角丸つぶら氏で、本書の内容もよくまとまっている。
ただし、作例イラストの描き手が多いため、なかには作風以前にデッサン的に問題のある絵もある(もうこの手の本ではご愛嬌というべきか。妥協するくらいでないと購入できない)。

■問題点
この本は男性を描くための本だが、骨格などの説明は男性のみしかなく、女性との比較が入っていない。
つまり、描き手として想定されている女性と、描きたい対象である男性の違いが一切入っていないのだ。

例えば自分でポーズをとりつつ作画の参考にするにしても、自分と異性の身体の違いがわからなければ参考にならない。
女性が男性を描こうとするならなおさらだ。

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