初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略 の感想

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タイトル初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略
発売日2013-09-13
製作者金田博之
販売元日本実業出版社
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購入者の感想

「言葉なくしては伝わらない」とはよく言われることだが、それは相手があっての話し。だが、自分に対しても「言語化が有効」であることを、ここまで強調する書物を、私は他に読んだ記憶がない。もちろんそれは、記録を残し、ノウハウとして活かしてゆくことが主眼ではあるが、それ以外にも、見逃せない重要な効果がある、と著者は言う。それは、自分の小さな成功体験を「文字化」することによって、頭の中にある情報が整理され、自分自身を客観視できるようになること。そして、次の行動でどんなことを意識すれば良いのかを、「自分にアドバイス」できるようになると言うのだ。

著者の言う、「超速」に成果を出す方法ーーそれは、「小さな成功を、一日一行記録すること」である。
それを日々続け、
→一行の蓄積をアクションリストに加工する
→STAR(状況、課題、行動、結果)で体験を整理して成功パターンを導き出す
→初速90日プラン
→「徹底的な成功要因の追求とパターン化」…

内容はとてもシンプルで、後はすべて、このパターンをひたすら応用してゆくだけなのである。

著者は、外資系企業の新入社員だった時に、社内のリソースをライブラリ化して社長賞を受賞、20代のうちに副社長補佐に抜擢され、その後も30歳で部長、35歳で本部長…と、サラリーマンとして華麗なキャリアを歩んで来た人である。

だが、あとがきにあるように、著者自身は、自分を「どこにでもいるサラリーマン」だと言う。つまり我々と同じく、目標達成に神経を尖らせ、人間関係に苦悩し、仕事のプレッシャーで不安な夜を過ごす、といった日常を送っている、という意味で、である。

普通の人間ならば、こうした苦しみは、なるべく味わいたくないと思うところだろう。だが、著者にとっては、仲間と共に自らも成長できる喜び、責任を任されるワクワク感、目標を達成した時の歓喜と、前述の辛苦が入り交じった状態こそが、「人間であることの証し」なのだと言う。私は、こういう人間らしい人間が好きである。我々は、得てして成功者を、我々とは違う次元の人間であると思いたがるものだが、成功者は、決して「超人」ではないのだ。

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