映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん [Blu-ray]
発売日2014-11-07
監督高橋渉
出演矢島晶子
販売元バンダイビジュアル
JANコード4934569359230
カテゴリDVD » ジャンル別 » キッズ・ファミリー » キッズアニメ・映画

購入者の感想

広告段階では「感動」を前面に押し出したポスターや、個人的にあまり好きではない芸能人のプッシュ等があり、
それを理由に劇場には観に行っていませんでした。
今では本当に後悔しています。結論から言えば、今回の「ロボとーちゃん」は傑作でした。
最近はクレしん映画も過去の面白さを取り戻しつつあり、前作のB級グルメで勢いを復活させたと確信していたのですが、
まさか今回ここまでのものを作り上げてくるとは思いもよりませんでした。

子供向けのロボットモノとみせかけて実はSFであり、そうかと思えばやはり「クレしん」なんだなと思わせてくれる。
今回も大テーマは家族愛。その中でも特に、父と子の物語です。
ロボとしての活躍、父としての活躍、そしてしんのすけへのひろしの愛情。
カッコいい父親、かっこ悪い父親。
いままでもクレしんでは家族愛は大きなテーマとして語られてきましたが、ここまで「父親」に焦点が当てられた作品はこれが初めてだと思います。

そしてもう一つ。ひろしの父親としてのアイデンティティーの物語であるともいえます。
序盤のひろし、そしてロボとーちゃんの「2つのひろし」の存在により、父親の存在意義とか、そういう哲学的なテーマにすら踏み込んでいると感じました。
特に人格とは何か、思考や心とは何か、みたいなテーマは古くからSFに登場するもので、この作品では上手く扱われていたと思います。
「涙を流すことができないロボット」という設定や序盤の確執みたいなのも、ベタで王道ながら非常に上手く演出に使われており、見ている側の胸を打つシーン作りが上手いなぁと感じました。
自分が何者であるかという大きな揺らぎを越えた先に、やはり自分はしんのすけの父親なんだと再確認する流れは本当に最高です。
また、ロボとーちゃんの物語が主観視点から始まり主観視点に終わるというのも演出として大変効果的になっていると思います。
最後の決闘シーンは、ギャグにしか見えないひろしの必死な表情と相手の対比に嗚咽を堪える程ボロボロに泣かされました。

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