利権の復活 (PHP新書) の感想

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タイトル利権の復活 (PHP新書)
発売日販売日未定
製作者古賀 茂明
販売元PHP研究所
JANコード9784569807034
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

ブレない、主張にほぼ同意出来るから。
そして、古賀さんが退官する前に提言していた東電破綻処理。
ある意味古賀さんはコーポラティズム(政府と企業の癒着)により今もテレビ出演等に圧力を掛けられているのだろう。

さて、本書である。
官僚の霞が関文学あるいは霞が関レトリック(原さんの本でも書かれていますが)、専門家の東大話法が徐々に政治家にも浸透してきている(官僚出身の議員の存在)。
またそんな官僚に洗脳され利用される政治家。

法律を作る官僚がまさに省益重視で進んだらどうなるのか?そんな未来像を綴っています。
その源流あるいは根本になにがあるのか? それが既得権益である。そして公務員自体という既得権益。

減税という国民全体へのばら撒きでは議員や官僚は何も得をしない。一部の業界が減税となると議員にも官僚にも美味しいという現実。
そんな利益誘導型な政治を既得権益グループ(たとえば医師会、農協等)と官僚にいいように利用されている「市民団体」もある。

2項対立的判断の危うさ(対立の構図)をわざと作りだしている可能性として、正義の味方:規制委員会、悪魔の手先:原子力ムラを筆者はあげている。

TPP反対に潜む既得権益も注意が必要。(ブランド化を拒む農協)

政治ショーと化した医薬品ネット販売の裏側。

産業再生機構の成功の陰にある官の排除。極力天下りの排除、4年で利益を出して廃止。

安倍外交の脆弱さ。外との闘いでは勇ましい言葉、内なる闘いであるはずの既得権益には?

橋下大阪市長評価も的を得ていると思う、なぜ人気が落ちたか。そしてその才能とは。

最後に古賀さんが書く。
時は刻々と消費されていく。私たちに残された時間は、さほど長くはない。2013年9月。

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