中世の風景 (上) (中公新書 (608)) の感想
参照データ
タイトル | 中世の風景 (上) (中公新書 (608)) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 阿部 謹也 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121006080 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 歴史・地理 |
購入者の感想
阿部謹也、網野喜彦、石井進、樺山紘一。
四人の歴史家による対談集。石井、網野の両氏が日本史の専門家。阿部、樺山の二人が西洋史の専門家ということがあって、議論のないようが「中世」に関する様々な話題を検討しながらも、「日本」と「ヨーロッパ」を自由に比較していて大変おもしろい。
(上)で特におすすめなのが「都市」に関する議論。
いまや中世を論じるときに都市は欠かせない要素となっているが、この四人の知識とするどい視線にかかると、これまでの都市論では見えてこなかった側面が浮かんでくる。
対話という形式で軽く笑いを交えながら語られているので、おどろくほどスーッと頭の中に入ってきて、それがすこし軽すぎるほど…。でもこういった知識人同士の対話ってその場に居合わせることができたら楽しいのでしょうね。
四人の歴史家による対談集。石井、網野の両氏が日本史の専門家。阿部、樺山の二人が西洋史の専門家ということがあって、議論のないようが「中世」に関する様々な話題を検討しながらも、「日本」と「ヨーロッパ」を自由に比較していて大変おもしろい。
(上)で特におすすめなのが「都市」に関する議論。
いまや中世を論じるときに都市は欠かせない要素となっているが、この四人の知識とするどい視線にかかると、これまでの都市論では見えてこなかった側面が浮かんでくる。
対話という形式で軽く笑いを交えながら語られているので、おどろくほどスーッと頭の中に入ってきて、それがすこし軽すぎるほど…。でもこういった知識人同士の対話ってその場に居合わせることができたら楽しいのでしょうね。