標準組織学 総論 の感想

日本の医学生の教科書は、「とにかく詳しく」が最上とされるらしい。
構成もレイアウトも考慮しないから、読みにくい事この上ない。
学ぶべき要点も示さないから、読んだ後に何も残らない。
臨床との関連も殆ど触れないから、試験が終わったら本棚のお飾り。

この本も御多分に漏れず上記3点を満たす日本の教科書の素敵な典型例だ。
こんなんで本当に教科書と言えるのだろうか。もはやただの資料集である。

2万も使うならRoss組織学かHistology and Cell Biologyのどちらかとアトラスを買った方が有意義。