シェイクスピア全集 (〔36〕) (白水Uブックス (36)) の感想
参照データ
タイトル | シェイクスピア全集 (〔36〕) (白水Uブックス (36)) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ウィリアム・シェイクスピア |
販売元 | 白水社 |
JANコード | 9784560070369 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » イギリス・アメリカ |
購入者の感想
お盆休みとはどこかに魔性が潜んでいる。20数年ぶりくらいにシェイクスピアを手に取らせた。今回は福田恆存訳ではなく、小田島雄志訳だ。その間「テンペスト」といえば、NHKのドラマということになってしまっている。TVドラマと本作の関係は判らないが、饒舌なセリフは、小田島の口語訳にしても苦痛が感じられた。それに耐えつつ、妖精たちが立ち回る舞台から目覚めてみると、TVドラマと本作の関係に気づいている自分がいた。両者とも不思議な島を舞台にしていたのだ。原作は、遭難の多いあのバミューダ海域の島らしい。TVドラマの沖縄は現実のものだが、登場する人物は相当に奇妙だ。お墓参りした夜は、落語の怪談噺もいいが、シェイクスピアもいい。