シャープ 電卓12桁(ナイスサイズタイプ) EL-N732K の感想

扱いやすい大きさと、とても見易い液晶です。
ナイスサイズボディの筐体と、表示窓の枠一杯に表示する大形液晶の文字との全体の
バランスが取れています。
デザインは最近のＳＨＡＲＰ製品の流れを汲むグラストップ調の高い質感が感じられます。
全体的に外観デザインの良さと、アルミ製の操作パネルを採用した高い質感に評価。
実勢価も値頃で　18 〜 20K　と、入手しやすい価格となっているみたいです。

ですが、
操作面の方では、私にはキータッチの感触が今一つに感じました。
キーの操作音は従来機種より改善されてソフトになりましたが、その影響なのか
キーストロークが長くなり、キーの動きも押し切るまでに安定性に欠けたフカフカした印象です。
程良い操作力ですが、私的には旧機種のキータッチの方がショートストロークで
カッチリした節度感があった方が、ブラインドタッチには安心して入力出来る感じがします。

キーの配置は、置数キーは不変で問題ないのですが、サインチェンジキー（＋／−キー）や、
置数訂正キー、Ｃ・ＣＥキー等の配置が機種毎に違いがあり、一貫性が感じられないのは不満です。
電卓を買い替えても違和感が感じられないように、基本的なキー配置は不変にしてもらいたいのは
最近のＳＨＡＲＰ電卓全体に言える事で、これは是非ＳＨＡＲＰさんに改善をお願いしたい所ですね。

チルト式を採用した液晶画面は見易いですが、好みが分かれそうです。
永く使っていく内にヒンジの動きに緩みが生じなければよいのですが心配です。

簿記検定など資格取得を検討されている方には、この機種の新旧モデルである　
ＥＬ−Ｎ７３２（旧）　/　ＥＬ−Ｎ７３２Ｋ（新）　が値ごろ感があり候補の筆頭に出てきますが、
必ず試し打ちや入力時のキーの応答性はご自身で確認された方がよいと思います。

２キ−ロールオーバー機能の早打ち対応となっていますが、簿記検定はエコモデルで
新型のＥＬ−Ｎ７３２Ｋがお勧めです。