働くってなに? ブラック企業大論争 (別冊宝島 2103) の感想

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参照データ

タイトル働くってなに? ブラック企業大論争 (別冊宝島 2103)
発売日2013-12-10
販売元宝島社
JANコード9784800217103
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 労働問題

購入者の感想

いわゆるブラック企業に関してまとめた本。
Q&Aに答える形で見開きごとにまとまっていて良い。

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」
「内側から見た富士通成果主義の崩壊」などを著した
城繁幸氏が監修している。

(だから内容的に城繁幸さんの普段発言している事が
 まとめられている)
ブラック企業問題になるとどうしても労働者側のみの視点に
なりがちである。しかし本書はあえて経営者側の視点も
取り入れて問題に切り込んでいる。
アリとトンボの視点を持てということだろう。

例えばP54に労働者は給料分だけ働けばいいのでは無く
給料以上に仕事をしないといけない
→給料以外に多くのコストがかかっているから。

ただP66にある職場をブラックかどうかはその人自身が決めるは
少々同意しがたい。特に正社員がボロボロになって辞めていく人が
続出しているユニクロやワタミをそれで良しとは思えない。
My news Japanや大宮冬洋氏の著作を読むと分かる。
ただ単純に外の世界を知らずにそれで幸せならいいじゃないと
いう指摘は城繁幸氏の好む幕末物で言えば攘夷派としか言い様がない。

ユニクロやワタミ以上にブラックな会社はたくさんあるのも事実。
また小売や外食はそもそも離職率が高い業種で雇用の流動性が高いと
いう指摘はもっとも。同じ日本国内にまるで違う世界が広がっているのが
現状なのだろう。

P35にある香山リカさんのオピニオンで理想は同じテンションでずっと
続けられる仕事と発言されているが同感だ。

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