日本の分水嶺 ヤマケイ文庫 の感想
参照データ
タイトル | 日本の分水嶺 ヤマケイ文庫 |
発売日 | 2013-03-01 |
製作者 | 堀公 俊 |
販売元 | 山と溪谷社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » 登山・ハイキング |
購入者の感想
「分水嶺」というと、山があって、そこから川の水が日本海、もしくは太平洋へと流れ込むだけで、「高いところから低いところ」へ流れるワケだから、ごく当たり前の事だと思っていた。
しかし、日本列島を分水嶺が縦断しており、その筋を辿ってゆくと色々な歴史が見えてくるというのには眼からウロコが落ちた。現代のトラック主流の物流手段ではスピードが「速い」という以外には事務的で有難みは感じないが、福井県の油坂峠にまつわる「峠を越えたアマゴ」の話には当時の生活の厳しさを感じさせ、「なるほど」と思わせる話だった。
分水嶺の紹介にとどまらず、こうして歴史を紐解いてゆくという点に関しても、興味の湧く一冊だった。
しかし、日本列島を分水嶺が縦断しており、その筋を辿ってゆくと色々な歴史が見えてくるというのには眼からウロコが落ちた。現代のトラック主流の物流手段ではスピードが「速い」という以外には事務的で有難みは感じないが、福井県の油坂峠にまつわる「峠を越えたアマゴ」の話には当時の生活の厳しさを感じさせ、「なるほど」と思わせる話だった。
分水嶺の紹介にとどまらず、こうして歴史を紐解いてゆくという点に関しても、興味の湧く一冊だった。