リスク・オン経済の衝撃 ―日本再生の方程式 の感想

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参照データ

タイトルリスク・オン経済の衝撃 ―日本再生の方程式
発売日販売日未定
製作者松元 崇
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532356125
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情

購入者の感想

松元崇。武蔵中学校・高等学校から東大法学部へと進学し、在学中に司法試験と国家公務員上級職試験の双方に合格し大蔵省に入省。国費でスタンフォード大学院に進学し、首席でMBAを取得。その後も大蔵省の中枢を順調に出世し、主計局長調査課長、主計局主計官、主計局総務課長(中枢中の中枢)、主計局次長を経て、内閣府に転出し内閣府官房長を経て内閣府事務次官を務めあげた文字通り日本の中枢を歩み通したエリート中のエリート、秀才中の秀才である。その才能はまさに溢れんばかりで、『恐慌に立ち向かった男 高橋是清』、『「もたざる国」への道』、『山縣有朋の挫折』等学者顔負けの重厚な著作を次々と著し、世の度肝を抜いたことはアマゾンで確認できる。

本書の構成は日本の財政金融政策形成の中枢にいた当事者として、バブルの生成とその崩壊、更にはバブル崩壊後の日本の経済政策がどうして失敗し、日本が15年も続いたデフレに突入したのかについての丹念なる分析を主軸とし、そこに松元崇氏の浩瀚な日本経済史に関する知見を駆使して、その誤り、なかでも経済政策策定者が囚われた通念の誤りを丁寧に明らかにし、なぜ安倍総理が断行しているアベノミクスが正しいのか、黒田日銀総裁が放ち続ける黒田バズーカが正しいのかについての詳細な解説で終わる形となっている。

本書のキモは、この、日本の権力構造の中枢を歩んだエリートが、真正面から従来の経済政策、金融政策をコテンパンに批判し、返す刀で安倍総理が主導するアベノミクスを大絶賛している部分であろう。

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日本経済新聞出版社から発売された松元 崇のリスク・オン経済の衝撃 ―日本再生の方程式(JAN:9784532356125)の感想と評価
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