中学受験 注目校の素顔 開成中学校・高等学校―――学校研究シリーズ001 (学校研究シリーズ 1) の感想

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よく知っている学校なので、この本をわざわざ買おうとは思いませんが、「なか見」で見た限り、内容は正しいです。できれば実際にに入学して体験してほしい。開成とは一見の価値がある素晴らしい世界なのです。
開成は世の中で思われているような「進学塾」ではありません。中にいる人間は、勉強しようなんて思っていないし、学校や先生も生徒に勉強しろなんて言いません。開成の生徒は、それこそ一年じゅう運動会のことばかり考えて、運動会の中で「漢（おとこ）」として社会や組織の中で自分はどうあるべきかを学び、行動し、その結果としてあの進学成績があるのです。開成＝運動会です。東大合格なんて下らないことを第一目標にしているような学校には100年たっても追いつけない、高い精神性を持った世界なのです。
以前、池上彰が自身の番組で「開成は元々東大に入るための予備校だったから、今もたくさん東大に入るんだ」などと現実とかけ離れた説明しているのを聞いて、心を痛めておりましたが、やっと真実に近い説明をしてくれる本が出たのではないかと喜んでいます。