TEDトーク 世界最高のプレゼン術 の感想
参照データ
タイトル | TEDトーク 世界最高のプレゼン術 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジェレミー・ドノバン |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105064914 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 » ビジネス企画 |
購入者の感想
読みやすく,プレゼンの参考にしました.
プレゼンは大成功でした.確かに日本に向かないところもありますが,大いに参考になりました.
プレゼンは大成功でした.確かに日本に向かないところもありますが,大いに参考になりました.
先日、とある医療の学会で、人生初の学会発表を行いました。ポスター発表だったのですが、7分+質疑応答3分の口演もあり、どうしていいか非常に困っていました。
学会の2週間前にふと当直明けに立ち寄った書店でこの本を手にしました。TEDはネットやテレビで見ていたのですが、本書はTEDのおもしろいプレゼンを羅列したものかと思いきや、ほとんど字ばかりで、TED本というよりも「TEDで発表されたプレゼンの要素を分析している」だけの本です。それでも、藁にもすがる思いで購入しました。
一通り読み終えると、ポイントのようなものが見えてきました。まずはポスターができていないと発表もできないので、ポスターに盛り込むべき内容の組み立て方はどうしたらいいのか、そこを考えながら読みました。中でも、P.36-37の【「何のために」を最初に、「何をするか」は最後に語れ】が一番参考になりました。【偉大なリーダーや優れた企業は、「何のためにそれをするのか」から話を始め、つぎに「どうやって実行するか」を語る。「何をするか」は最後に取っておくんだ】という「ゴールデンサークルの概念」です。本書にはこのようなTipsがたくさん入っています。
まずポスターに、それを元にした内容を盛り込んでいき、その後、もう一度本書を読みながら口演のプレゼンテーションを組み立てて行きました。
組み立てながら、過去に大学の授業で私がやってしまった「過ち」(P.78【オープニングでやってはいけないこと】のアクティビティ・オープニング)にも気付きました。ああ、あれはやっぱりまずかったんだなあと思い、納得できました。
発表の時間はたったの7分です。TEDは18分ですから、その1/3しかありません。伝えたいことがありすぎて、最初は時間をかなりオーバーしてしまいました。そこで、再び本書を読み直し、原稿をどんどん削っていきました。伝えたいことがたくさんあるのだから、逆に伝えたいことだけに絞ることもできるはずと、どうでもいい言い回しや、自分に関する余談なども全部省きました。すると、磨かれた純米酒の原料米のように、スッキリと原稿がシンプルになってきたのです。
学会の2週間前にふと当直明けに立ち寄った書店でこの本を手にしました。TEDはネットやテレビで見ていたのですが、本書はTEDのおもしろいプレゼンを羅列したものかと思いきや、ほとんど字ばかりで、TED本というよりも「TEDで発表されたプレゼンの要素を分析している」だけの本です。それでも、藁にもすがる思いで購入しました。
一通り読み終えると、ポイントのようなものが見えてきました。まずはポスターができていないと発表もできないので、ポスターに盛り込むべき内容の組み立て方はどうしたらいいのか、そこを考えながら読みました。中でも、P.36-37の【「何のために」を最初に、「何をするか」は最後に語れ】が一番参考になりました。【偉大なリーダーや優れた企業は、「何のためにそれをするのか」から話を始め、つぎに「どうやって実行するか」を語る。「何をするか」は最後に取っておくんだ】という「ゴールデンサークルの概念」です。本書にはこのようなTipsがたくさん入っています。
まずポスターに、それを元にした内容を盛り込んでいき、その後、もう一度本書を読みながら口演のプレゼンテーションを組み立てて行きました。
組み立てながら、過去に大学の授業で私がやってしまった「過ち」(P.78【オープニングでやってはいけないこと】のアクティビティ・オープニング)にも気付きました。ああ、あれはやっぱりまずかったんだなあと思い、納得できました。
発表の時間はたったの7分です。TEDは18分ですから、その1/3しかありません。伝えたいことがありすぎて、最初は時間をかなりオーバーしてしまいました。そこで、再び本書を読み直し、原稿をどんどん削っていきました。伝えたいことがたくさんあるのだから、逆に伝えたいことだけに絞ることもできるはずと、どうでもいい言い回しや、自分に関する余談なども全部省きました。すると、磨かれた純米酒の原料米のように、スッキリと原稿がシンプルになってきたのです。
TEDを通して、人を感動させる「プレゼンテーション」はどうすればできるのかについて、包括的・具体的に説明した本です。
前半はプレゼンのトピックの選び方からスピーチのはじめ方終わり方まで、後半はユーモアの入れ方やジェスチャー、スライドの使い方まで、トピックごとに各章に分かれ、各章の終わりにはその章の要点を簡単にまとめてあります。記述はわかりやすく、またところどころに挟み込まれるコツのようなものが面白い!
例えば、スピーチの終わり方の要点では、1)スピーチが結末に向かっていることを明確に知らせる言葉を使う、2)あなたのアイデアを強く印象づけてくれる「WHY(なぜ)」を使う、3)聴衆に行動を起こすように求める際には、次に聴衆が取るべき簡単なステップを示し、さらに切迫感を与える、などと大事なポイントが3つ示されています。
また例えば、スライドの使い方では、スライドに使用するフォントは同じフォントファミリーを使うとか、使用する色の数は5色までとか、かなり細かいコツが示されています。
本書は、PCで実際にTEDのプレゼンを見ながら読むことをお勧めします。著者がお勧めするTEDも本書内で多数紹介されており、それは日本語で検索すればすぐに出てきます。TEDを何倍も楽しむことができる本なので、TEDが好きな人やTEDに興味がある人には、強くお勧めします。
前半はプレゼンのトピックの選び方からスピーチのはじめ方終わり方まで、後半はユーモアの入れ方やジェスチャー、スライドの使い方まで、トピックごとに各章に分かれ、各章の終わりにはその章の要点を簡単にまとめてあります。記述はわかりやすく、またところどころに挟み込まれるコツのようなものが面白い!
例えば、スピーチの終わり方の要点では、1)スピーチが結末に向かっていることを明確に知らせる言葉を使う、2)あなたのアイデアを強く印象づけてくれる「WHY(なぜ)」を使う、3)聴衆に行動を起こすように求める際には、次に聴衆が取るべき簡単なステップを示し、さらに切迫感を与える、などと大事なポイントが3つ示されています。
また例えば、スライドの使い方では、スライドに使用するフォントは同じフォントファミリーを使うとか、使用する色の数は5色までとか、かなり細かいコツが示されています。
本書は、PCで実際にTEDのプレゼンを見ながら読むことをお勧めします。著者がお勧めするTEDも本書内で多数紹介されており、それは日本語で検索すればすぐに出てきます。TEDを何倍も楽しむことができる本なので、TEDが好きな人やTEDに興味がある人には、強くお勧めします。