大人げない大人になれ! の感想

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参照データ

タイトル大人げない大人になれ!
発売日販売日未定
製作者成毛 眞
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478012246
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

笑えるエピソードが多いので、それだけで読む価値があるといえよう。
特に今の日本の閉塞感を飛ばすような愉快な気持ちになれる本には、なかなか出会えるものではない。

その上で、人生を楽しむための教えが詰まっている。
読んで損をする人は殆どいないのではないだろうか。なにか、自分の中に持っていくものがあるはずだ。

名著だと思うが、あえて2点、疑問を加えておきたい。

1.こうなれる人はこの本を読まないのでは?
ここで語られている理想の人々は、みなアスペルガー症候群的に、つまりやむにやまれず自分のしたいことに夢中になっているように思える。こういう本を読んで、「そうだ、自分勝手になろう」と思って本当に自分勝手になれる人ってどのくらいいるのだろうか。
あるいはそういう方法論で無理に自分勝手になった人が成功することは可能なのだろうか?その実例はあるのか?

2.成功する人の条件がこうだとしても、こうすると成功できるわけではない。
ブラック・スワン言うところの「生存バイアス」だ。ビルゲイツとか、孫正義の成功だけがピックアップされるが、実はその裏には破産した数万人の「破天荒」社長がいるかもしれない。いや、人数は別にして確実に複数人はいる。
一方で「大人げある大人」なのに成功しているベンチャー企業の社長と言うのもいるはずで、もちろんその裏にも破産した「大人」社長がいる。
表面上ベンチャー企業の社長に破天荒な人が多く見えるのは、ベンチャーを起業するのが破天荒な人が多いだけで、成功確率が高いとは言えないのではないか?例えば1,000人の破天荒が挑戦して2人成功し、100人の大人が挑戦して一人成功したとすると、結果だけ見ると破天荒は大人より2倍成功しているように見えるが、確率でいうと大人のほうが5倍成功するということだ。破天荒の方がより無茶なことをするので起業し、成功者の絶対数が多いだけではないか?

でも。一方でこういった指摘事項には実は意味がないと思う。
なぜなら、この本で訴えていることは、「楽しんだら楽しいんだから、気にせず楽しめ!」ということであって、

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