殺しの分け前/ポイント・ブランク [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | 殺しの分け前/ポイント・ブランク [Blu-ray] |
発売日 | 2014-08-06 |
監督 | ジョン・ブアマン |
出演 | リー・マーヴィン |
販売元 | ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント |
JANコード | 4548967096842 |
カテゴリ | ジャンル別 » 外国映画 » アクション » 犯罪・ギャング |
購入者の感想
DVDがヤマダ電機限定で販売されていましたが、一般流通でやっと販売したのは嬉しいです。しかもBlu-ray!
原作は数多く映画化された「悪党パーカー」シリーズの犯罪小説です。近年もジェイソン・ステイサム主演で「パーカー」がありました。
その中でも最高峰で異色作なのが本作です。
サイケデリックで、音響や台詞の無駄を省いた冷めきった映像は今見ても新鮮です。
近年の映画は台詞が解説的になっており、観客に考えさせる映画が少なくなっています。
本作は説明がなく話が進むので観客が脳内補完しながら見ないといけない難解なつくりになっています。
今の若い世代の映画ファンは本作の存在をあまり知らないと思いますので、ぜひ見ていただきたいです。
原作は数多く映画化された「悪党パーカー」シリーズの犯罪小説です。近年もジェイソン・ステイサム主演で「パーカー」がありました。
その中でも最高峰で異色作なのが本作です。
サイケデリックで、音響や台詞の無駄を省いた冷めきった映像は今見ても新鮮です。
近年の映画は台詞が解説的になっており、観客に考えさせる映画が少なくなっています。
本作は説明がなく話が進むので観客が脳内補完しながら見ないといけない難解なつくりになっています。
今の若い世代の映画ファンは本作の存在をあまり知らないと思いますので、ぜひ見ていただきたいです。
おおっ、他の敬愛するレビュアーの方々同様、これは驚きの唐突のBD化だ!。
私もまた、Amazon・サイトにて、イレギュラーなワイド・スクリーン版DVDをつい先日購入したクチで、だから、如何にもタイミングが悪いのだが、でも、ケン・ラッセルやリチャード・レスター、リドリー・スコットらと並んでイギリス映画界でカルト的人気を持つジョン・ブアマンの最高傑作として、そして、フィルム・ノワール映画の金字塔的作品である今作が、晴れて高画質ソフトとして世に出て、映画ファンたちの手元で繰り返し観る事が出来る事について、素直に快哉を叫びたい。
これは映画ファンなら絶対に押さえておかなければいけない傑作である。
今作は御存知リチャード・スターク、タッカー・ロウ、そしてドナルド・E・ウエストレイクの3つの名を持つ多彩なミステリー作家によって創作された悪党パーカー・シリーズの「人狩り」を基に製作されているが、主人公ウォーカーには、“パーカー”の固有名詞は与えられていない。
これは当時「プロフェッショナル」「特攻大作戦」と主演作が大ヒットしその続編が乞われたものの、“同じ役はニ度とならない”とシリーズ嫌いで有名であったリー・マーヴィンが主役に起用された事で、シリーズ化に意欲を持っていたスタークが態度を硬化させた事が原因と言われている。
主人公ウォーカーは、ある日偶然旧友のマルと再会、彼が属する犯罪組織の受け渡し場で現金を強奪する計画を持ちかけられ、周到に実行するも、マルと最愛の妻の裏切りにあい、瀕死の重傷を負うがアルカトラスを脱出、強奪の分け前93000$とふたりの復讐に燃える、、、。
いかにもハードで緊密度がある、そして暴力的でB級アクションとしての魅力を兼ね備えた原作のテイストを踏んだ立ちあがりだが、今作が凄いのは、斬新でアバンギャルドとしか形容出来ないそのスタイルであろう。
MGMのライオンの雄叫びの後、真紅のスクリーンに浮かび上がるはみ出さんばかりのLee Marvinの文字に、“Point Brank”のタイトルからしてそそられるが、以後の異様なまでのスタイリッシュな映像感覚に目を瞠る。
私もまた、Amazon・サイトにて、イレギュラーなワイド・スクリーン版DVDをつい先日購入したクチで、だから、如何にもタイミングが悪いのだが、でも、ケン・ラッセルやリチャード・レスター、リドリー・スコットらと並んでイギリス映画界でカルト的人気を持つジョン・ブアマンの最高傑作として、そして、フィルム・ノワール映画の金字塔的作品である今作が、晴れて高画質ソフトとして世に出て、映画ファンたちの手元で繰り返し観る事が出来る事について、素直に快哉を叫びたい。
これは映画ファンなら絶対に押さえておかなければいけない傑作である。
今作は御存知リチャード・スターク、タッカー・ロウ、そしてドナルド・E・ウエストレイクの3つの名を持つ多彩なミステリー作家によって創作された悪党パーカー・シリーズの「人狩り」を基に製作されているが、主人公ウォーカーには、“パーカー”の固有名詞は与えられていない。
これは当時「プロフェッショナル」「特攻大作戦」と主演作が大ヒットしその続編が乞われたものの、“同じ役はニ度とならない”とシリーズ嫌いで有名であったリー・マーヴィンが主役に起用された事で、シリーズ化に意欲を持っていたスタークが態度を硬化させた事が原因と言われている。
主人公ウォーカーは、ある日偶然旧友のマルと再会、彼が属する犯罪組織の受け渡し場で現金を強奪する計画を持ちかけられ、周到に実行するも、マルと最愛の妻の裏切りにあい、瀕死の重傷を負うがアルカトラスを脱出、強奪の分け前93000$とふたりの復讐に燃える、、、。
いかにもハードで緊密度がある、そして暴力的でB級アクションとしての魅力を兼ね備えた原作のテイストを踏んだ立ちあがりだが、今作が凄いのは、斬新でアバンギャルドとしか形容出来ないそのスタイルであろう。
MGMのライオンの雄叫びの後、真紅のスクリーンに浮かび上がるはみ出さんばかりのLee Marvinの文字に、“Point Brank”のタイトルからしてそそられるが、以後の異様なまでのスタイリッシュな映像感覚に目を瞠る。