勝てば官軍―成功の法則 の感想

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藤田田さんは私にとってはあこがれの経営者でした。ちょうどお亡くなりになる１年ぐらい前に、八景島シーパラダイスで家族食事会をしていた際に奇跡的にお会いする事が出来ました。高校生の時から藤田さんの本を読み商売に人生に応用していたと話すと大変喜んでくれました。
　商売の規範は現金主義、女性と口の商売を手がける事、７８：２２の法則でデフレ経済を乗り切る事、しばらくは経済が大変落ち込む事が続くから注意を払う事など本当に先読みの社長だと感心した事を思い出します。また、家族には敬意を払えを連発していた事を思い出します。別れ際に宇宙戦艦ヤマトを歌って別れた・・・・・『さらばー地球よ、旅立つ船は宇宙戦艦藤田〜』と
　また、その日の食事会をイエスキリストの最後の晩餐と真似て藤田家の最後の晩餐　申していた事を思い出しました。もしかしたら・・・・死を覚悟していたのかもしれませんね。
　とにかく笑いの絶えないユーモラスな方でした。

私が幼少の頃に初めて、意識した経営者は藤田氏である。
実家に藤田氏の「ユダヤの商法」という本があり、とても楽しく読んだ記憶がある。
この「勝てば官軍」には、そのときに読んだ本の内容が、あまりにも重複しているので驚いた。
ユダヤの商法は１９７２年出版である。
３０年近く立っても、同じ内容で本が売れることにビックリしたのだ。
経営の基本とは、それほど、変化のないものなのかと思った。
逆に言えば、この本は「経営の基本」が十分学べるのだなと確信した。
藤田田氏は一流の経営者である。
その一流の経営者が訴えたいことがこの本に詰まっている。