エヴォリューションDVD の感想
参照データ
タイトル | エヴォリューションDVD |
発売日 | 2003-11-19 |
出演 | デッド・オア・アライヴ |
アーティスト | デッド・オア・アライヴ |
販売元 | Sony Music Direct |
JANコード | 4562109403961 |
Disc 1 : | ユー・スピン・ミー・ラウンド ザッツ・ザ・ウェイ イン・トゥー・ディープ オレの欲望 ミスティ・サークル アイド・ドゥ・エニシング ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー オール・マイ・キッシズ フックト・オン・ラヴ カム・ホーム マイ・ハート・ゴーズ・バング セックス・ドライヴ アンド・カウント・2・テン ブランド・ニュー・ラヴァー サムシング・イン・マイ・ハウス Rebel Rebel ユー・スピン・ミー・ラウンド(ニュー・ヴァージョン) |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » ミュージック » ロック |
購入者の感想
ライブ映像では、ピート様のウインク、白眼、眼帯姿、チャーミングな笑顔、美しいお尻と脚、パワフルなダンス、痺れる歌声、全て堪能できます。何で貝殻からパカっと出てくる?何でブランコ乗ってる?牛の全身タイツ、何なの?突っ込みどころ満載のPVも最高です。ピート様が一番輝いていた頃の映像がたくさん。家族からは白い目で見られるので、家に誰もいない時にこっそりうっとり鑑賞しています。買ってよかった。
私がピート・バーンズに興味を持ったのはごく最近で、例の「整形失敗→顔面崩壊」の写真を見たせいだ。だから単なる野次馬である。ここ数年のピート・バーンズ映像を片っ端からYouTubeでチェックして面白がっていた。喋るピート・バーンズは顔はヘンだが賢くて面白い人だ。ファン気分で自伝まで読み、「このヒト精神不安定じゃん」と心配したりしていた。
このDVDを買ったのも野次馬根性の延長でなくもなかったのだが、とてつもない衝撃を受けてしまった。私にとってピート・バーンズとは「カッパ顔のキャラ立ち芸能人」だったのである。しかしスクリーンには美貌の真性カリスマパフォーマーが映っている。
デッドオアアライブの楽曲が素晴らしいのは知っていたし、ピート・バーンズが男らしい美声の持ち主であることも知っていた。しかし、なんというか、踊り歌うピート・バーンズの、その顔の輝き、火のような気性、圧倒的な集中力、恍惚、危うさ、惜しみのなさ、過剰さ、信念というか勇気というか全き確信というか、体中から放たれる白熱の気の力に、「このヒトは芸術家だったのか」と驚愕してしまった。
ピート・バーンズの目を見れば彼がいかに特別な人か分かる。こういう眼力はごくごく一部のスターしか持たない。マイヤ・プリセツカヤとかシルヴィ・ギエムとか。多分マリア・カラスもそうだったはず。舞台で彼女らが何気に視線を動かすだけで観客はドキリとする(マドンナのようにわざとらしく目を力ませるのとは違う)。ピート・バーンズは数少ない本物の眼力の持ち主だった。そしてそれはよく言われる彼の「ナルシシズム」の産物ではない。信念と集中力の放射だ。私は背中に鳥肌を立ててひたすら彼の姿に見入りつつ、これほどの人が、最盛期に本国で「イロモノ」としか認識されなかったというのはあまりに不当だと思った。
ピート・バーンズは整形失敗による多臓器不全で死にかけ、顔面再建手術に何億円もかけたそうだが、バブル日本での莫大な稼ぎが役に立ったかと思う。バブルにも良い面はあったんだな、というのは半分冗談で、半分真剣だったりする。
このDVDを買ったのも野次馬根性の延長でなくもなかったのだが、とてつもない衝撃を受けてしまった。私にとってピート・バーンズとは「カッパ顔のキャラ立ち芸能人」だったのである。しかしスクリーンには美貌の真性カリスマパフォーマーが映っている。
デッドオアアライブの楽曲が素晴らしいのは知っていたし、ピート・バーンズが男らしい美声の持ち主であることも知っていた。しかし、なんというか、踊り歌うピート・バーンズの、その顔の輝き、火のような気性、圧倒的な集中力、恍惚、危うさ、惜しみのなさ、過剰さ、信念というか勇気というか全き確信というか、体中から放たれる白熱の気の力に、「このヒトは芸術家だったのか」と驚愕してしまった。
ピート・バーンズの目を見れば彼がいかに特別な人か分かる。こういう眼力はごくごく一部のスターしか持たない。マイヤ・プリセツカヤとかシルヴィ・ギエムとか。多分マリア・カラスもそうだったはず。舞台で彼女らが何気に視線を動かすだけで観客はドキリとする(マドンナのようにわざとらしく目を力ませるのとは違う)。ピート・バーンズは数少ない本物の眼力の持ち主だった。そしてそれはよく言われる彼の「ナルシシズム」の産物ではない。信念と集中力の放射だ。私は背中に鳥肌を立ててひたすら彼の姿に見入りつつ、これほどの人が、最盛期に本国で「イロモノ」としか認識されなかったというのはあまりに不当だと思った。
ピート・バーンズは整形失敗による多臓器不全で死にかけ、顔面再建手術に何億円もかけたそうだが、バブル日本での莫大な稼ぎが役に立ったかと思う。バブルにも良い面はあったんだな、というのは半分冗談で、半分真剣だったりする。